殺し屋1 第1巻

「家」と「屋」のちがいを考えてみましょう。

あわせて「かおく」って読めるというのもおもしろい。

職業(?)のおはなし。
生き方、のお話と言ってもいいかも。

世の中に、

家(か)がつく職業と
屋(や)がつく職業があるってことに、すぐに気づくでしょう。

これらは、どう違うんでしょう。

家がつく仕事を、少し列挙してみる。

落語家。
陶芸家。
作家。
噺家(落語家!)。
政治家。

など。

屋がつく仕事は?

八百屋。
うなぎ屋。
さおだけ屋。
バイク屋。
居酒屋。

いくらでも出てくる。

この違い。
しばらく考えてみてください。

 

 

 

 

 

お金を儲けている、
という商業活動としては同じだとしても、

「家」がつくものと
「屋」がつくものには
なにか区別が、あるはずでしょう。

それはなにか。

ズバリ、

「ほっといてもやるかどうか」

じゃないでしょうか。

 

 

 

どういうことかというと、
例えば「陶芸家」は、儲からなくても陶芸をたぶん辞めない。
儲かるからという理由で、始めたわけではない。
ハッキリ言えば、プロじゃなくても陶芸家と呼ばれる。

つまり「家」には、『好っきゃねん』という意味が含まれている。

「屋」は、これはもう、プロしかいない。
そして、儲からないなら誰もやらない。

だから
「登山屋」なんていうのはいない。
「馬術屋」というのもいない。

 

 

 

逆に、「陶芸屋」というのは名乗らない。
「噺屋」というのも存在できない。

山登る「だけ」でお金が儲かる職業というのは、基本的に存在しない。
でも中には、プロの登山家というのもいるからややこしいけど。

基本的に、山登りは好きで始めるものです。
生活に困ってとか、就職活動の結果、「登山に決めた」なんてきいたことない。
登りたくて登りたくてしょうがないから、仕事とは別にでも、山に登る。
職業を別に持っていたとしても、自他ともに認める山登りフリークなら「登山家」と呼ばれてる。

 

 

 

まとめればこうなる。

儲かるかどうかなんてわからないけれど、
誰に勧められるわけでもなく自分から手を上げてやり始め、もし辞めろって言われても辞めない、という突き進み方で存在するのが「家」。

好きでやってるわけだから、お金は第一の目的ではない。
しかしそれがひっくり返って私腹を肥やすようなヤツがたまにいるから「政治屋」なんて皮肉られる。

お金がからんでいるという意味で、潔癖な趣味の範囲を超えた汚いイメージも少しあったりするのが「屋」ではないでしょうか。

逆から言うと、

「家」がつくものには職業ですらないものもたくさんある。

節約家。
努力家。
愛妻家。
健啖家(よく食うやつのこと)。
中川家(これは漫才師)。

俺、努力でメシ食ってます。
というヤツはいない。
お金とは関係がない。

そう、逆に
「屋」がつくとたちまち、ゼニがらみになってしまう。

予想屋。
ダフ屋。
ノミ屋。
逃がし屋。

皮肉屋」なんていうのもありますね…

潔癖な趣味の到達点とは関係ない。
お金が必ずからんでくる。

自分で、夢としてやっているとは限らない。
ホメてもらえるとも限らない。

あなたの身の回りにある職業を、区別してみてください。

 

 

 

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