ゴジラ ('84)

1984年、『メカゴジラの逆襲』から9年を経て完全復活。
この作品で、ゴジラは80mに巨大化。

これは日本の、ビルの高層化に合わせた、と言われている。
最初は、50mだったのだ。

凄まじいことにこの「ゴジラ」は、「第一作のゴジラ以来の出現」という設定。
え?つまりメガロはもちろんラドンもキングギドラもあのモスラでさえも、すべて無視、なのだ。

 

豪快。あまりにも豪快。

でもとにかく、それくらいに「昭和ゴジラ」は、1秒でも盛り込むと破綻するレベルに達していたのだな。

この作品ではゴジラシリーズには珍しく(初めて?)、「閣僚会議」が長尺で挿入されている。
総理大臣は小林桂樹さんで、ゴジラ初期に活躍された人。
しかしその他の閣僚が…70年代東映のヤクザ映画の、往年の親分役の人々が…ひえええ、金子信雄までイルゥううう!!

非核三原則を含め、冷戦化のエゴイズム、という時代背景も存分に盛り込んで、最新作「シン・ゴジラ」だけでなく、ゴジラ映画は実は「怪獣映画」でもあり「政治映画」でもあるということを知らしめてくれている。

戦術核でゴジラを撃つ、という米ソの選択。
これは「アメリカとソ連にゴジラが現れたら、モスクワやワシントンで、核を使う勇気がありますか?」と首相は言ってのけ、両国に思いとどまらせたようだ。

でもその答えが「シン・ゴジラ」では、「うん」となってアメリカから返ってきたんだったww

 

途中から、「核の恐怖」と戦う日本政府。

ソ連が制御不能で発射した核ミサイルをアメリカが成層圏で撃墜するという。

なぜか朱に染まる新宿。
落雷で復活するゴジラ。
ビルから出れない主人公。

結局ゴジラは、よく分からない恐怖の生き物としていいように誘導され、爆破され、火山に沈められて退治されてしまう。

その時の総理(小林桂樹)の表情。
悲壮なBGM。
夏木陽介のアップ。
エンディングテーマ。

いや兎にも角にも、沢口靖子さんの存在感が激しく際立っている。

 

 

 

 

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