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三国志/第十五巻「アホウのフリをしましょう」

三国志 (15) (希望コミックス (58))

術が死にました。

最期は、自国領の民に一杯の水も恵んでもらえぬ、
完全に見放された無惨な死でした。

これでまた、少し情勢が変わっていきます。

曹操は人臣位を極め、目に余る専横。

帝をないがしろにする振る舞いで、
多くの反感を買い始めます。

でも武力の強さで、誰も表立って文句を言えない状態。

そんな中、少しくらい嫌な目に合っても、耐えまくる劉備玄徳
急いてはことをし損じる、と自分や関羽に言い聞かせて、
耐えまくります。

このあたり、あまり直情的に戦ったりしないので、
「啼くまで待とうホトトギス」な、

徳川家康のモデルを感じます。

で、劉備玄徳が皇帝の前で出自を明かし、
皇帝の血縁だと知れてから、
曹操の玄徳への警戒は普通レベルではなくなっています。

反抗の意志を気取られないように玄徳は、
アホウのように農作業に没頭します。

関羽や張飛も心配するほどのレベルで。


本気で農作業

そして直接曹操に招かれた時も、
わざとアホウのように雷を恐れたフリをします。

警戒心を持たれないように、暗愚を装ったのです。

あの、討ち入り前に味方をも欺いて放蕩三昧をしていた、

赤穂浪士・大石内蔵助のように。

智将・関羽さえきづかなかった

そういうモデルの雛形のようなものが、
あちこちに散見されるというのも、
三国志の魅力のひとつかもしれません。

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