2016年5月23日に行われた、LAST GIGSの最終日公演。
万感を思いを持って見送った5万人とともに始まった「Dreamin’」。
当日は布袋寅泰氏も観覧していたそうだ。
http://www.hotei.com/blog/2016/06/respect.html
WOWOWでは、入会している会員(及びその家族)が、
「メンバーズオンデマンド」登録を別にしておくと、パソコンその他のデバイスでいつでも見られるサービスが無料で使える。
でも配信される番組は、残念ながら限られる。期間も限られる。
WOWOWはあくまで「放送」なので、
その日その時間に、テレビの前にいないと番組を観ることはできない。
それが基本。
後で見るなら、「録画」するしかない。
HuluやU-NEXTやAmazonのプライムビデオは、
「いつでも」「どこでも」「どこからでも」見れる。
「放送」と「通信」を分けて考えてしまえば、
オンデマンド配信を取り入れているWOWOWは、
その中間に位置している、と言っていいのかもしれない。
WOWOW視聴者を大まかに分ければ…
次の3つに層が分かれそう。
1、
旧態依然として、「放送」そのものを、テレビの番組表に自分をアジャストして楽しんでいる人たち。ガラケーしか持っていない。
2、
放送を録画したりもする。映画などは「動画配信サービス」で観ることもあるが、テレビの「洋画劇場」でも観る。
3、
テレビは受像機。地上波はほぼ観ない。映画はパソコンやスマホで観る。
年齢層は、321の順に高くなっていくだろう。
その意味で、BSの先駆者であるWOWOWに入会している人たちはそんなに若くないと思われる。
でも惰性と言っては失礼だが、魅力的な番組のラインナップでもあるし、なかなか辞めない。
さて、この記事で書いたように、実際にその場にいた者として。
感動は蘇ります。
冒頭、4分手前くらいかな、客席にいる親子連れ。
4歳くらいの女の子が、ドリーミンを口ずさんでる!!!!
BOØWYファンも、おっさんになるはずですねwww
この公演、2曲めが「RUNAWAY TRAIN」。
この曲はアルバム「BEAT EMOTION」に収録されている。
このスコア、まだ持ってるぞwwww
なぜこれが2曲めか。
これには2004年、ソロ15周年を迎えた時に企画された
『21st Century Boøwys Vs Himuro 〜An Attempt to Discover New Truths〜』
というイベント(@東京ドーム)の影響があると思われる。
このイベントでは、
OPENING
B・BLUE
ROXY
RUNAWAY TRAIN
WILD AT NIGHT
JUSTY
CLAUDIA
LONGER THAN FOREVER
BLUE VACATION
B・E・L・I・E・V・E
という曲順でスタートしている。
すでに3曲めに、「RUNAWAY TRAIN」が。
それどころか、
び、「B・E・L・I・E・V・E」!?
だ、「DOWN TOWN SHUFFLE」!?
という、いやいや他にあるでしょ〜的な選曲に驚いたものだった。
これ実は、先立って往年のファンを喜ばせていた
『GIGS at BUDOKAN BEAT EMOTION ROCK’N ROLL CIRCUS TOUR 1986.11.11〜1987.02.24』の影響があると思われるのだ。
同年に発売されたこの懐かしのライブ音源(及び映像)は、先述のアルバム「BEAT EMOTION」を受けてのツアー。
収録曲は、以下の通りです。
ディスク:1
1. B・BLUE
2. ハイウェイに乗る前に
3. BABY ACTION
4. RUNAWAY TRAIN
5. BAD FEELING
6. 1994 – LABEL OF COMPLEX~DRAMATIC? DRASTIC!
7. RAIN IN MY HEART
8. CLOUDY HEART
9. わがままジュリエット
10. B・E・L・I・E・V・E
ディスク:2
1. SUPER – CALIFRAGILISTIC
2. WORKING MAN
3. DOWN TOWN SHUFFLE
4. JUSTY
5. NO. NEW YORK
6. BEAT SWEET
7. IMAGE DOWN
8. DREAMIN’
9. ホンキー・トンキー・クレイジー
10. BLUE VACATION
11. ONLY YOU
という感じ。
この余韻が、LAST GIGSまで続いていると考えることはできないだろうか。
もちろんその後、「PLASTIC BOMB」なども加えられ、何より、4月に発売になったベスト『L’EPILOGUE』もある。
まさかライブで当たり前のように「 “16”」が聴けるようになるなんて、ね。
やはり、復興チャリティライブの存在は大きかった(@東京ドーム)、と言わざるをえない。
ドキュメントで見た「真実」と相まって、最後のステージだと思うと自分の追憶が、楽曲の響きを変えてしまうような叙情が押し寄せてくる。
とはいえ、東京ドームゆえ、遠くからモニターを見つめるしかなかったというのも事実。
衣装や表情までを、くっきり確認できたのは嬉しい限りだ。
WOWOWの価値は、受動的に観られるというところ。
ネットサービスであるHuluとか、配信サービスは、能動的に、自分から、「これを見るのだ!」と、捕まえに行かないといけない。
★Amazonプライム
受動的、だからこその良さ、というのはある。
それは、巨大書店で買わない本の背表紙を楽しむがごとし。
海外のボクシングなんて、WOWOWじゃなかったら目に入って来ないからね。
セレンディピティを得る可能性が飛躍的に高まる、というもの。
※セレンディピティとは…
セレンディピティ(serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。 https://ja.wikipedia.org/wiki/セレンディピティ |
WOWOWの現在のキャッチコピー、
「目の前を、おもしろく。」は、そういう意味なんだな。
そしてライブは全国を駆け巡り、
再編集されて、いよいよ
2018年2月14日、発売である。
↓