Where Are We Now?

僕らは今、どの辺にいるんだろ?

感覚を疑え!

よく、嫉妬について考えます。

投稿日:2015年3月31日 更新日:

高品質 コスプレ グッズ 小物 ディアンヌ 嫉妬の罪 ( サーペント シン ) ウィッグ ウイッグ The Seven Deadly Sins 小物 (ディアンヌ ダークブラウン)

 

 

 

嫉妬について考えるというのは、嫉妬するのとは違う。
ここ勘違いされるとすごく困る。

「よく嫉妬について考える」のと「よく嫉妬する」のはぜんぜん違うからね。
「よくマカロンについて考える」のと「マカロンをよく食べる」はぜんぜん違うだろう。

それと同じだ。

 

嫉妬はなにか

 

さて、嫉妬ときくと、「やきもち」のことをすぐに思い浮かべる。
女が男に、男が女に、やきもちを焼く。

キーッ!わたしという女がありながらよくもあんなズベ公と!というやつ。

男にだって、それはある。

お前さっきの男とニコニコ喋ってたななんなんだよアイツ!とか。
でも一応、女性の得意技のように言われている。

嫉妬は、「嫉」も「妬」も、ともに女偏(おんなへん)。
現代の感覚から言えばこれは女性差別だが、そんなこと言ってたら笑われてしまう。

「女の腐ったみたいなやつだな」というような言い方と同じで。
「実は、男の方が女々しい」、などもそうだ。

訓読みだと「嫉」は「そね(み)」、「妬」は「ねた(み)」と読む。

辞書で調べると、「他人を羨ましく思い、その分だけ憎らしいと思う感情。」と書いてあった。
「羨望と憎しみの入り混じった感情」
なるほど…。

ん?あれ?男が女に、女が男に、っていう部分が、第一ではないんだな。
恋愛や夫婦間にあるような人情味は、まずは関係無いように感じられる。

男女の関係における、そういう「やきもち」な感情は「悋気(りんき)」とも言う。ちなみに悋気によって出る炎は青いらしい。
ブルーフレイム。
アラジンのストーブは関係なく。
なぜ青い炎かはわからない。

でもその炎で焼くから、「やきもち」なのかも知れない。

「焼き餅は 遠火で焼けよ 焼く人の 胸も焦がさず 味わいもよし」。

hn

 

 

嫉妬は巧妙に隠される

さて、よく考えるのは恋愛の嫉妬ではなくて、本来の「嫉妬」だ。嫉妬は、どんな形で現れるのだろう。
わかりやすいのは「嫌がらせ」として現れる場合。

しかし、そうではない方が多いからまったくもってややこしいし、鬱陶しい。
「嫉妬してます」と言いながら嫉妬する例は、極めて少ないから。いや、絶無かもしれない。

嫉妬は嫉妬というラベルでは現れてこない

時に「親切」とか「アドバイス」とか「本人のためを思って」というラベルが堂々と貼ってある。
確認のしようがないので追求はできないけど。煎じ詰めれば嫉妬の灰汁(あく)で濁るほど、それらに嫉妬が沈殿している様子が。

「あの人(ら)は、ああいう路線になってしまったが、もっとああした方がいいのに」というのも、そのパターンのような気がする。ほっといたれよ、という視点で見れば、「あの人(ら)」は、自分と周囲の最善策を選んで、自分の責任において、悩みながらもその路線を選択しているのであって、正直、なんの関係もない、心情も未来も考えてくれたことのない人らに「こうした方がいいヨ!」などと言われる筋合いはまったくない。

 

なぜ、そんな嫉妬がおこるのか

では、言う方は、なぜそんなことを言うのだろうか。

まず、「あの人(ら)」を、観測範囲に入れているということが、問題

気にしているから見ているのだ。
気にしているからその動向を知っているのだ。
気にしているからその方向性が気に入らないのだ。

原義に戻ると「嫉妬」とは、「羨望と憎しみの入り混じった感情」そう、「うらやましい」という感情が、その底に眠っている

そして、いつも観察していることが、「うらやましい」を呼び覚ます。

うらやましい、はそのままはクチに出しにくいので、なんとかそれを形を変えて表現したくなるということだ。それが「もっとこうした方がいいのに」なのだ。

 

…これは、自分でも気付きにくい感情の動き・流れなので、思わず誰でもやってしまう。

なので、そういう無意識的なアドヴァイスじみたことをしてしまう人は、いろんな人を「観測範囲から外す」と良い。

外すことで、その感情の発露を防ぐという方法をお勧めする。観測範囲から外すと、そもそも「あの人(ら)」の動向に興味がなくなるので、自分との比較から生まれる「本当はうらやましい」という感情が減る。ええ、なくなりはしない。減るだけだ。

 

しかし「うらやましい」というのは自分の足りない感じ、不足・不満・不幸を嘆きたいという核から生まれるものだから、もっと自分が幸せに・充足している、という核があれば、たいていは他人様がどうなろうと「とにかくその路線でガンばってみてよね!」で済んでしまうものなのだ。

 

人のフリ見て…

そこまで(自分の内部を)観察してみると、今度は周りも見えて来る。つまり「ああ、そこまではほんとのアドバイスだけど、そこまで言っちゃぁその原材料は嫉妬だぜ!?」というような例が、目につくようになるのだ。

どんな人にも、その核は埋まっているから。

内容としては繰り返しになるが、

自動車だと「認知」→「判断」→「操作」

という順番で運転しているというのは知られたところだが、

この場合、「不満」→「嫉妬」→「アドバイス」みたいな感じになっているということだ。

 

嫉妬が「おためごかしなアドバイス」に変化する。ラベルが違う分、ちょっとやっかいだ。
逆に言えば、嫉妬で嫌がらせをされているというのは、まだわかりやすい段階だ。
正面切って打倒できる余地があるから。

地獄に堕ちるのは、妬み/嫉みの強い者だそうだし。

そしてこの感情は、いろんな悪い事に派生する。
どうやって「不満」→「嫉妬」→「アドバイス」を「不満」→「◯◯◯」→「アドバイス」に変えていけるかが、人生の意味のひとつであり、ヘヴンズドアーの鍵であると考えられる。

 

まずは「認めること」。

「ただ生きるな、善く生きよ」とソクラテスは言ったが、そのコツのひとつは、まず、

 

「自分が持っている嫉妬するこころ」を、認知することではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

-感覚を疑え!
-, , , , , , , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

フクロだたきをする方に回るな

なにが嬉しいんです!?

「ヨシ子さん」のキモさ

「紅白なんかそもそもどうでもいい」感。

空腹の狂気

冷静になれれば重畳、そうはいきません。

モンスターハンター4G スペシャルパック

ヤフオクに心奪われることになるのです。

一年というのは、早いのです。

大して驚いていない。

読まれている記事ランキング

ハッピーメールバナー
※New※ プロミス レディースキャッシング