Alejandro Maruto Robaina Pereda González Valdéz
たまに、葉巻を吸う。
正直、ぜんぜんよくわからないしたくさんは持っていないので、なにかをお伝えできるほどではぜんぜんないのだが、葉巻は、ケムリを吸い込んじゃいけないのだ。
というか吸い込んだら苦し過ぎて、寿命が著しく縮まる。
香りを楽しむというか、なんとも不思議で幻妙な味を感じる楽しみ。
そこが魅力なのだ、おそらくw
それと合わせてブランデーなどを傾ける、と完成だそうだ。
知らぬ間になんぴともクチヒゲが生えて首もとにチーフが巻き付きそうなほどアダルトなダンディズムの醸成、だ。
艶男(アデオス)と呼んでいただいてけっこう。
副流煙に含まれる香り成分が、なんとも「雰囲気」。
しかしこの言い方は、あんまり好きじゃない。
「副流煙」って、科学用語でしょうけども、悪意さえこもってるよねw
あるいは行政用語的な、冷たい表現。
ヤクザを「暴力団」と呼ぶ感じ。
いや、表現とすらもいえない単なる「分類名」。
味気なく、残忍に他人行儀。
残酷なネーミング
それと同じに、「炭水化物ダイエット」というヤツがやっぱり、言葉としてはあんまり良く感じない。
なんだよ「炭水化物ダイエット」って。
要するに白いご飯とかうどんとか、炭水化物が多く含まれる「主食っぽいもの」を食事から取り去れば、痩せるっていうことか。
こんな無礼な言い方はないだろう。
ご飯はご飯だし、米は米だ。
決して「炭水化物」などではない。
いや…この言い方は分かりにくいか…。
つまりね、えらそうに「栄養名のみ」で食べ物を呼ぶなっと言ってるのだ。
そこにはなんとなく「こころ」が通ってない。
人間味がなさ過ぎる。
食べ物への感謝が感じられない。
お百姓さんが一生懸命…とまで言い出したら言い過ぎかもしれないが、食べ物を「ただの物体」だとしか思ってないその冷たさが、なんとも腹立たしい。
しかしほとんどの人が、そこまで敏感に「炭水化物ダイエット」というネーミングについて考えてはいない。
だからたいていは「炭水化物ここんとこ、抜いてまんねん」というヒトに出会っても、なにも言わない。
「ああそうですか」というだけだ。
なぜなら、「そんな言い方は無神経だ」と責めても、たぶん意味をわかってくれないから。
これは忘れてしまいそうなので覚えておくべきだと思うのだが、人間は、食べ物でしか生きられない。
情報や「ギガバイト」では生きてゆけない。
食べ物を食べるしか、生き延びるすべはない。
生まれた瞬間からそうなのだから、われわれが成長して生きて行けているのはただ「食べ物のおかげ」なわけだ。
逆に言うと、われわれの身体は「食べたもの、そのもの」なわけだ。
ハードルを言い訳に使うな
そういえば、「○○さんから服もらえるから、あと何日で何キロ痩せなきゃ」とある知り合いが言ってた。
本人にも言った(たぶん意味わかってくれてなさそうです)けど、そういうのは「彼氏ができたらタバコ辞める」といってるバカ女と同じで、ぜんぜん『動機がちいさい』。
このパターンは、この世にたくさんある。
「△△したら◯◯しよう」
というやつ。
正しい場合もあるし有用なこともあるが、ダイエットなどにおいては、まず、痩せてようが太ってようが、基本的に個人の勝手だ。
確かに、なにか目標を与えられたから、それに向かってがんばるというのは素晴らしいこと。
それが、自分で立てた目標ならば。
なぜ、服をもらってうれしいかというと、その服が着れるくらい細くなれるからだ。
細くなってその服を着て、なぜ、うれしいかというと、そういう自分がモテたり鏡の中の自分を自分で素晴らしいと思えたりするから、だ。
では考えよう。
「自分で自分を素晴らしいと思いたい」というとても大きな目標があるのなら、なんで「誰かが服をくれる」などというチンケなハードルが必要になるのだろう。
そんなものは「失敗したときの言い訳に使える程度の見せかけの小細工」でしかない。
そう、「服くれることを目標に」達成できる願いなら、誰でも簡単に乗り越えられる。
ということは「自分で“痩せないと!”」と一念発起することはなんだか照れくさいので、なにか周りに言いやすい目標を立てて「モテたいから痩せる」という思惑を誤摩化したい、というこころの動きがあると思われるのだ。
『見た目をカッコ良くしたい』。
ダイエットの理由は、これでじゅうぶん。
誰かがなにかくれるだの、誰々と競争するだの、ワザトラしくコザカシイ。
ちゃんちゃらおかしい。
ぶらさがるエサがないと自分をコントロールできないようなヤツに、なにかを与えてまで痩せてもらう必要は、こちらにはない。
物をもらえれば便器でも舐めるのか!?
個人を攻撃してるんではないので勝手に誤解しないようにw
問題は「炭水化物ダイエット」、当然痩せる。
痩せなきゃおかしい。必ず痩せる。
だけどだけど。
中には「炭水化物ダイエット、やってみたんだけどねぇ…」という、失敗者が必ずいる。
それって、炭水化物のせいかね!?
まるで炭水化物が悪いかのように。
排除すべき害成分のように。
そんな失礼な話はないでしょう。
自分の意志の弱さと戦略のまずさと勝手な理想(設定)の高さを棚に上げておいて、
「炭水化物を抜くのはツライ」
「林檎では痩せられない」
「あの器具も無駄だった」
「毎日は歩けない」
「時間がない」
「金がない」
「調子がでない」
言い訳ばっかり。
しまいには
「自分は意志が弱い」…。
ごちゃごちゃ言ってないで、目標を正しく決めよう。