Where Are We Now?

僕らは今、どの辺にいるんだろ?

映画を見ても何も思わない猿

日清のCM放映中止の真相について書いたよ?

投稿日:2016年4月11日 更新日:

 

日清のCM放映中止について。
カップヌードルの「おバカ」なCMが、クレーム殺到により放映を1週間で中止になった。

日清のサイトでは、文末で、「この度は、誠に申し訳ございませんでした。」と、明確に謝罪している。
http://www.cupnoodle.jp/obakasuniversity/

 

謝罪するってことは、謝罪するべき、具体的な対象がいるってことだ。なんとなく全世界に発信しているように見えるけど、「誰か」に対して謝罪している。

放映中止の原因は、もっぱら「矢口真里」の部分だと言われている。
CM内の設定が、「危機管理の権威」だったから、なのか。

意外と、テレビの中で起こっていることを自分の身に引き寄せて、現実味を持って生きている人って多いんだな、と思う。現実と非現実の区別はついているが、日常と非日常の区別はできてないんだろうな、という感じ。

放映中止は、日清が決めることだ。ビートたけしを始め、ギャラだけでもそうとうな額だ。その他、CM制作には莫大な費用がかかる。

 

「OBAKA UNIVERCITY」というコンセプトも明確だったから、この先のシリーズ展開も、用意してあったことだろう。auの「桃太郎シリーズ」みたいに、とにかくテレビをずーっと観ているタイプの人らは、シリーズ化されると没頭し、熱狂する。そんな大金をCMなんかに使う余裕があったら通信料安くしろよ、と思ってしまうが、CMというのはそういうものらしい。

カップヌードルだって、もうCMなんかいる?っていうくらい定番じゃないか。
CMは、若い客をつかまなきゃならない。
新しく、「ママ、カップヌードル食べたい!」っていう子供を、作らなきゃならない。

ジジババは、もうカップ麺とか食べないからw

 

子供ら(10代)の心をつかむために、こういうCMはある。そう、「CMに育てられる(教育される)」という状態を作らなきゃならない。「大学」という設定は、それをも暗示しているかのようだった。

「世間の声とかどうでもいい」とかいうセリフもあったのに、思いき入り世間の声を聞き入れて放映中止にしちゃったくらいだから、もうこのシリーズは終わりだ。

 

cdcd

 

「オバカ」にしても、違う方向性はあったはずだが、CMを作る側が、あんまりその辺、考えつかなかったんだろう。「おもしろけりゃ大丈夫」みたいな軽いノリだったんだろうな。「たけしさんを重石(おもし)に置いときゃだいじょうぶ」みたいな。

 

 

 

さっきも書いたけど、放映中止は、日清が決めることだ。

日清は、セリフどおり、「世間の声とかどうでもいい」を貫くこともできた。いくら何万件クレームが来たって、クレームしてる本人も腹が減ればカップヌードルは買うし、カップヌードル買わなくてもUFOは食うし、UFO食わなくても唐揚げ粉は買う。

もし対処しきれないくらいのクレームや抗議が来たとしても、その専門部署を半年限定で立ち上げたとしても、このCMシリーズを打ち切るよりは安く済んだはずだ。つまり、「矢口准教授」の部分を編集してでも、続行できる可能性があった。

 

でも、なんらかの理由で、「全面放映禁止」になった。

真相は知らないけど、
たとえば、日清の会長が頭上がらないどっかのドンがいて、その奥さんが昔、ドンの浮気で苦しんで、あまつさえベッドで抱き合う裸のドンと女にハチ合わせしたことがあり、そのドンにいつもそのことをちくちく話してて、ドンはまたその奥さんにまったく頭が上がらず、「矢口准教授」の一連の報道の時も奥さんはそうとうに不機嫌で、生活に支障が出るくらいだったと。

楽しい旅行先でお友達とテレビを見ていた奥さんは、流れたCMに「矢口准教授」が出ているのを知らなかったが、お友達に、「あの、不倫の子でしょ〜?」などと、過去のドンの浮気を知っているような知っていないような、そんなからかわれているような状態になり、大変な赤っ恥をかいた、と、

帰宅してドンにまくし立てた。

ドンは怒り、なんなんだ、そのCMは!?たけし!?知らん!!やめろ!!!と、日清の会長とのホットラインに電話をかけた。

広報部は、縮みあがり、即日、放映中止を決めた…。

 

 

 

いや、知らないよwww???

 

でも、決めるのは日清だから。
日清の都合で、中止になっただけだから。

クレームがあったことは事実だろうけど、「正義の勝利」みたいに思ってる連中がいたら、そうとうバカだなと思う。

倫理感の勝利、みたいな。

食中毒を出したわけでもないし、法を犯したわけでもない。

「不倫した」っていう、自分にはまったく関係のないタレントの不祥事を、さも自分の倫理感・正義感の補強材料に使って、その資材を持ってすれば大企業でもブッ叩ける、と勘違いしちゃってるんじゃないだろうか。

どんなCMが流れていようが、あの程度ならどうってことはない。たとえば「どうってことない」って書くと、「じゃあ、不倫を容認するってことか!?」と言ってるくるやつがいる。

やだねー、バカってw

でもしょうがない。「オバカ大学」を喧伝しようとしてたくらいだから、それだけ、バカが集まってくるのは想定内だろう。まぁ、普通に違う形で「矢口真里」を起用してたら、ぜんぜん違ったと思う。

「やっちゃえ!みなさん!」は良くないよなw
いやいや、仕事だからww

「そういう仕事だ」って、ぜんぜん理解されてない。
自分の職場の範囲にしか、想像力が働いてない。
仕方のないことだけど。

その想像力の欠如が、「わ〜スターがいっぱい出てる〜親しみわく〜商品買おう〜」っていう、購買行動につながってるとも言えるんだから。諸刃の剣、ってことだな。

 

というか、矢口真里って、ぜんぜん許されてないんだな…。

それが、意外だった。けっこう興味深い。このぶんだと、ベッキーも「許されざる者」になってしまうのかな。

 

 

不倫の恋で苦しむ女たち

posted with amazlet at 16.04.11
亀山 早苗
WAVE出版
売り上げランキング: 59,915

 

 

 

-映画を見ても何も思わない猿
-, , , , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

バトルフロント

もう、「『若草物語』のウィノナ・ライダー」とかやめてあげてww

アトラクション 制圧

え、というか、じゃあ今ごろ東京は?NYは…?

LAMB/ラム

「それが何か」を突然、知らされることになる。

スペシャルフォース

残りの隊員たちは…。

レオン

そういえば後に日本でも撮影された「WASABI」では、ベッソンは監督はしなかった…んだな…w

モバイルバージョンを終了