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2013靖国参拝/あのニュースに直に触れて来た

投稿日:2013年8月15日 更新日:

新ゴーマニズム宣言SPECIAL靖國論新ゴーマニズム宣言SPECIAL靖國論 国神社に参拝してきました。
大都会東京のどまんなかにある靖国神社は、いつ行っても真夏にしては木陰が涼しく、ひろびろとして爽快、それでいて心が静まる静謐さを讃えています。

しかし、8月15日に行くことに、一定の意味があるんですよ。

誤解を恐れずに言えば、 まったくもって「お祭り」ですからね。
朝7時、九段下の駅から地上に上がりました。

左手の建物は「昭和館」
戦中戦前戦後の、貴重な国民生活についての資料や、家財道具、時代がしのばれるさまざまな展示物があります。

すべて、寄贈されたそうです。

奥に見えるミドリっぽい屋根は、言わずと知れた「武道館」です。

カメラを斜めにして撮っているのでわかりませんが、 左手から右手にかけては、登り坂になっています。

はい、「九段坂」と言います。

駅名は九段下なので、その次に八段上があってその次が八段下、 で七段上・七段下とか、そういう感じかなと思いますがそんなことはいっさいありません。

京都のようにはいかないのです。

これを、登っていきます。

朝7時ともなると、この日はこの地点ですぐに、マスコミの街頭インタビューが行なわれています。

去年とかの映像をそのまま使っても絶対にバレないと思うほど、ステレオタイプな質問の繰り返しです。
別にインタビュアーもカメラマンも「靖国の英霊に」とか「日本の国家としての」とかはいっさい思っていないはずなので、そこはたんたんと、時間ある限りインタビューし、時間のある人が親切心でそれに答える、といった感じですね。

この手前では、「中国共産党による法輪功への弾圧を許すな」の団体と、「台湾との友好を!」のビラ配りをしている一団があります。

この人らって毎年いますよね?

毎年、場所取りは前々日とかから陣取るんだろうか。
テキ屋を仕切るヤクザのような存在がいるんだろうか。

いや、この道でこの政治的な活動が勝手では許可されるわけないから、警察が許可してるんだろうな。

しかしなんとなく少しだけ違和感があります。
中国の横暴を訴えるというのは、別に今日 靖国神社前でなくたっていいわけで、渋谷のど真ん中だったいいでしょう。

でも今日、ここにいるということは、「首相などの公式参拝に抗議しているのは中国共産党」という前提があって、「そんな中国、許すまじ」な人々の 参拝を目当てに、出店(?)しているんですよね。


朝7時。前回は朝6時に到着したんですが、 それにくらべると参拝客はゆうに10倍。
みなさんも、ゆっくり静かにお参りしたいなら、 朝6時より前に行く事をお勧めします。
いや、8月15日以外に行けば確実にガラガラです。

大村益次郎像。
思いっきり頭にハトが乗ってましたけど。 ハトチョンマゲ。

大門前です。
左右の木陰には、「それらしい団体」の方はぞろぞろ。
関係者ってやつ?
なに関係なんだろう。
なんだか挨拶の応酬がきこえる。

門をくぐると、社殿が見えてきました。
タイミングよく、あまり人がいない感じに撮れてますが、 このすぐあとにはもうたくさんの人手になりましたよ。

いい天気。
晴れやかな空。
神社って荘厳ですね。
古刹(こさつ)はまた古刹で古めかしさに歴史を感じたりしますが、こういう綺麗な社殿も、立派で感動します。

綺麗に掃き清められた境内。
いろんな恰好した人も来ていました。
半分コスプレと勘違いしている人も。
日本帝国陸軍の格好した人だけでなく、ドイツ兵の恰好した人がいたり。

それは違うだろうと言いたくなりますが、 これも自由のなせるワザなり。

お賽銭を入れ、参拝を済ませ、門を出て横道にそれました。
靖国通り沿いに出ると、あまりまだ お店は開いていないんですが、 ほぼ唯一ゆっくりできる場所、ドトール

席数が少ないのであまり長居するのは気が引けましたが、 タマゴサンドセットで一息つきました。

このあと、内堀通りをまたぎ、次を右折。
お堀沿いに、千鳥ヶ淵へ向かいます。

春は桜の名所になるこの散歩道。
しばらく歩くと 「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」があります。

ここは、 身元のわからない戦死者を祀る施設。

神道ではない形式での供養が出来るということで、さまざまな人が出入りしているという場所。

名前は出しませんが、 あのスター歌手の方も、来られてました。

へえ。 おや…交差点を超えると、なにやらモメてる雰囲気が…。

遠巻きに、取材カメラも撮っている。

どうも、歩道で、「行くの」「行かないの」「行っちゃえばいーじゃん」 みたいな、押し問答をしているようです。

警官もたくさん。 その近くにはほんの少しの野次馬と(われわれです)、 あとは、遠近(おちこち)に見守る、「関係者」。

いやしかし、先ほど境内にいた右翼関係者とおぼしき方々は、髪型の決まりぐあいとか、醸し出す暴力的なオーラとか、 スーツ着ててもわかるわけですよ。

それと同じように、サラリーマンのような服装で立っているのだけれども、どこか目つきに油断がない男性とか、あれ、同じ様な黒いバッグを必ず持ってるな、とか、 それでなくても、いやおじさん、 そんなとこにたたずんでること自体がまず、 違和感あるでしょ、という感じの人がたくさんいる。

そういう方は、いわゆる「公安」なんですよね。

少し離れたころ、奥の交差点に黒塗りの、右翼の街宣車が。
拡声器で「なんだオラー」みたいなことを言っています。

「こりゃー!お前らー!」みたいなこと言ってます。

結局これは、コレだったんですね。

韓国議員ら靖国神社近くで抗議
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130815/k10013794451000.html

 

安倍政権非難の韓国議員ら入国
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130814/kor13081421090003-n1.htm

 

そういえば車いすの方が、モメてる時歩道のとこにいました。

韓国議員、靖国神社近くで抗議 両政府、自制働きかけ
http://www.asahi.com/international/update/0815/TKY201308150052.html

さっき聞こえた「コラー」は、「KOREA」だったのかな…。
そりゃ、韓国にだって「スタンドプレー」という概念はあるだろうし、国の事を思うなら順序として 日本糾弾じゃなくて本国でやること山積じゃないのか、 と韓国のことを勝手に心配することもできますが、 今日、この日にここへ来るという「度胸」はすごいですよね。

ハッキリ言って飲み屋政談でモメるのとはわけが違いますからね。

日本全国から右翼が集結している終戦記念日の、しかも象徴である靖国神社、図らずも皇居も近いこの場で、もし境内でそれなりの示威行為を彼らがしたら、ほんとに、集団心理と愛国心が攻撃性を助長して、なにが起こるかわからないわけです。

「愛国無罪」なんていうフレーズが飛び出しかねないほど、命に関わる事態が予想されます。

だから、警察としては、「行かないで欲しい」と言ってたんですね、韓国の国会議員に。

そりゃ、事なかれ主義と批判されることもあるでしょう。
しかし、靖国神社の敷地内での刃傷沙汰は避けなければならないでしょう。
それこそ恥ずかしいですからね。

「手だしたら負け」みたいな。

「両政府が自省を求める」なんていうのが問題じゃないですか。
日本はともかく、韓国政府は煽ってるわけだから。

この国会議員も、帰国して除籍とか議員資格剥奪とかにはならないけでしょ?

じゃあ韓国政府が黙認してるってことになるんじゃないのかなぁ。
とにかく「毅然とした態度をとる」ことがなにより大事ですね。


その後、半蔵門駅まで行き、サンマルクカフェでまた一息。

大阪ミックスジュースとサンドイッチ。
また食べた。

で解散。

この記事が参考になったりすると思うので、 人生に一回だけだと決めて(もいいので)、 読んでみて下さい。

結局「A級戦犯」のせい?海外紙が靖国参拝を問題視する理由
http://newsphere.jp/world-report/20130814-2/

 

暑い夏の日。

終戦記念日。

考えざるを得ない機会があることは、実は、 とてもありがたいことだと思います。

 

 

 

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