なんなんだこの映画は…
有名な、
主役級の、
名優と呼ばれるような俳優さんが、
次々に、
これでもかと出てくる。
なんなんだ。
この題材も、なんなんだ。
日本映画がおもしろかった時代、というのは詳しくないけど、
多分、この頃なんだろう。
ぐいぐい引き込まれる。
時間尺としては長い方なんだろうけど、
不思議で象徴的なBGM(あれ、どういう意図なんだろ)以外は、とにかくものすごさを感じる。
今の映画みたいに、説明くさくない。
ある程度の教養すら、観る者に強いる。
ほら、今の映画って、
「○○は、〜〜だったんですね!」って、
狂言回しというか、
説明係が必ず出てきて、
全部セリフで言っちゃうでしょ。
そういうのがない。
演技と、顔と、状況証拠で説明している。
なにせ丹波哲郎がもう盗人集団の親玉だと思う感じの配役で出てくるから、重みとしてはもうバランスを欠きそうになるんだけど、
仲代達矢がやはり凄すぎて、
その欠落しそうなバランスを見事に補ってしまう。
そして岩下志麻のかわいいこと!
そして松本幸四郎の顔色の悪いこと!
そして田中邦衛の早く死ぬこと!
もう、言い出したらキリないです。
原作は池波正太郎。
てことは、鬼平犯科帳の系譜、なのかな?
Huluには、意外な名作が埋まってますな…!!!!
観たい方はこちらから登録ですぞ。
↓