Where Are We Now?

僕らは今、どの辺にいるんだろ?

映画を見ても何も思わない猿

悪人

投稿日:2018年6月3日 更新日:

まさに悪人、でもどこからが悪人で、どこからがそうでないかが曖昧になる、数人の視点が混ざっている。

客観的には、非の打ち所のない悪人なん(変な表現)だが、一緒に逃亡した人間(深津絵里)からすると、いえ、あまり言えないけれど、そうも決め付けられない面が、そこにはあったりするんですよ、という感じを醸し出している。

いわゆるこれ、「ストックホルム症候群」なんじゃないかと思わせる。
悪意を持つのは瞬間のことで、それ以外は善意。
そんな、「ちょっとしたはずみで犯してしまう罪」を、味方になりたい人間はどうかばうことができるのか…。

それにしてもいつも、まるで悪意の塊のように表現される「報道陣」だけど、それがわかっていても、自粛する方向にはまったくならないマスメディア。テレビ局こそ、なによりも悪人たちだと思ったりもする。

どうしても人を殺しておいて、こそこそ逃げながら思い出語りや自分語りを始める犯人(妻夫木聡)には感情移入できない。ひょっとして原作は、また角度が違うんだろうか…。もちろん、俳優陣は素晴らしいと思う。岡田将生は、憎たらしさが足りないくらいに感じるけれどww

柄本明がと満島ひかりが素晴らしい。

Huluで観た。

Hulu 今なら2週間無料トライアル実施中

-映画を見ても何も思わない猿
-, , , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密

「もらいゲロ体質」が面白い。

50回目のファーストキス

とてもいい話で、常夏のハワイだからこそ、日付に関係なく「今日も同じ日を繰り返す」、が可能だという設定だ。

ハンガーゲーム2

いずれ暴動が起こる!起こりかけてる!!

スティーブ・ジョブズ

アップルの凋落の始まり、となるのか…w

愚行録

なぜかそこはバレないんだな…。

モバイルバージョンを終了