ガイ・リッチー×ジェラルド・バトラーが贈る、ブリティッシュ・クライム・ドラマ!
最後に嗤うのは誰だ!? ロンドン、ギャング&ロックンロール!
不動産業がドラッグに取って代わって最大の市場となり、犯罪者がそのもっとも熱心な“ビジネスマン”になっているロンドン。ワンツーのような街のケチな悪党から、ユーリ・オモヴィッチのようないかがわしいロシア人大富豪まで、その市場に参入したい者が頼るのはただひとり、レニー・コールだ。 昔かたぎのギャングであるレニーは、どこに“油”を注げばいいかを熟知し、必要な役人、ブローカー、あるいはギャングを一瞬で丸め込める。彼なら電話1本で煩雑な手続きを省略させることができるのだ。だが、レニーの腹心アーチーはボスに忠告する。ロンドンもいつまでも昔のままではない。今はまさに激変の時代。いわゆる旧東側諸国からの大物ギャングの台頭、目を血走らせた街の悪党ども、そしてその中間にいる誰もが、商売と犯罪のルールを変えようとしのぎを削っている。混戦状態のなか、ロンドンの犯罪社会がこぞって互いにだまし合い、結託し、さらには衝突しながら分け前にあずかろうとする。だが、大物、小物が入り乱れて優位に立とうとするなかで、大金がかかった取引の運命はドラッグ中毒のロックスター――死んだと思われているが実はピンピンしているレニーの義理の息子――の手中に落ちたのだった……。
『スナッチ』感のあるイギリスっぽいテイストのギャング映画。
だと思ってたらやっぱり監督はガイ・リッチーだった。
アメリカの不良・ギャング・ドラッグ映画と違って、イギリスのものはどこかクールで、そのぶん暗く、「どうしようもない階級社会」がその根底に見え隠れする。
そこにロシアの悪い富豪が絡んできて、静かな大犯罪が蠢く。
「最強のシークレットサービス」ジェラルド・バトラーや「アスガルドの守護者」 イドリス・エルバ、そしてイギリス映画といえばこの人マーク・ストロング。
豪華な顔ぶれを巧みに使うガイ・リッチー、思い起こせば『スナッチ』のブラッド・ピット使いも見事だったものね。