鼻毛って、年を経るごとに伸び・強度ともに豪快度を増して来る。
なんじゃあのジジイ、鼻の穴から鼻毛が放射状にホウキのように飛び出しとるがな!!!などと笑ってたが、いやいや、男性って、放っておくとああなるんだな。
くっそ、切ったはずなのに…!!
ということが、ほんとによくある。
先日、人前で90分ほどしゃべった。
ウンチクもうんざりするほど盛り込んだ。
打ち上げをしていただいて、
帰りに、スタッフの方の中にいらした女性と、帰りの方向が同じ(俺はホテル)だった。
なかなかに混雑している車内(通勤時刻)で、けっこう顔も密着しそうになるような、でも関係上、まったく会話しないわけにもいかないような状態で、いやいやこれ以上時間が経ったらお互いなんか変な意識をしてしまいますよ…的な気まずい距離感で30分ほど揺られていた。
そう、お察しの通り、ホテルへ帰って着替え、よいしょと落ち着いてテレビなどを眺めてメールの返信などをし、洗面所へ行って鏡を見たら
「おや…貴様…いつから出てるんだ…」
走馬灯って、死にかけてなくても回るんだなと思った。
ああたのむ、ホテルに帰った拍子に飛び出しててくれ。
だって朝、そりゃもう、気をつけてたわけじゃないですか身だしなみには。
それなのに…。そしてあの女性の方とは、おそらくもう二度と、会うことはないわけです。
彼女の中ではもう俺は、「一緒に帰った人」ではなく、「鼻毛の出た顔」なのだ。
ええ、一念発起とはこのこと。
鼻毛カッターを、買うことにした。
実は、前から持ってたが、こういうタイプ。
みなさんこれ、多いんじゃないでしょうか。
今回は、違うタイプにしましたよ。
実は上に挙げたタイプは、すごくこそばい〜んだな。
鼻毛が引っ張られるというか、巻き込まれる感覚もあって少し怖い。
そして、少し弱い。
もっとバリバリいけよ!と思うんですがその反面、巻き込みも怖い。
と思ったら、いいのあるじゃない。
買ってきた。
なかなかいいじゃない。
眉毛とかも揃えられるタイプもあったが、それはまぁ、不要なので鼻毛専科のものを。
あっさりした梱包。
本体・電池・キャップ・ものっすごい簡単な説明書。電動で剃る、っていう感じか。
※ものっすごい簡単な説明書
なんとなく虚ろな男性(人種・年齢不詳)
これからは「鼻毛王」に、俺はなる!!