日々、タクシーを見ている。
あまり乗らない。
自分で運転している車があるから。
毎日、走っているタクシーと共に、道路を使っている。
「ああもう、運転下手だなー!」
と、よく思う。
タクシー運転手、運転下手です。
間違いなく。
よく「最近のタクシー運転手は道を知らない」とか聞きますが、もはやそんなレベルではない。
タクシーは、信号で停まるとき、ほぼ100%、停止線を超えている。
そんなささいな…と思うなかれ、そういう小さなことが、運転のすべてだ。
断言しよう、停止線を守れないやつは、運転がヘタ。
ムカツクタクシー
さて、まずなにが、タクシーのダメなところか。
それは「急に止まる」だ。
タクシーは、客を乗せるべくして存在している。
客を乗せないといけない。
新規参入が許可されてから、タクシー業界は生き馬の目を抜くがごとき修羅の世界だそうで、不況が続くと言われる中、客の奪い合いはカンダタの後ろに続く亡者を見るかのよう。
言い過ぎかw、新規参入してきた業者たちの中でシェアを取るために、さらなる新車と新人を投入して、台数を増やし、さらに奪い合いをしているタクシー業界…。
夜の新橋。
夜の御堂筋。
だけでなく夜の都会。
タクシーが指を鳴らしただけですべて消えたら、渋滞や混雑は、一気になくなるだろう。
道路で手を挙げている人がいると、タクシーは後ろの車が困ろうが驚こうが進行を妨げようが、急停車する。
かなり危ない。
そして、問題はここからだ。
タクシーの存在意義は、「客の目的地まで行くこと」だから、客が指示した通りの方向へ進む。
脳を、客に乗っ取られたのと同じなのだ。
客が「急いで」と言えば急ぐし、
客が「ここを右に」と言えばどれだけ急であろうが右へ。
客が「ここ、Uターンで」と言えば、
道路のルールやマナーなど吹っ飛び、Uターンを始める。
これは、「仕方のないこと」なのだろうか??
はっきり言って、道路上でタクシーがらみの事故が多発しないのは、「周りの乗用車が、必死で避けている」からにすぎない。
タクシー運転手たちは、縦横無尽、傍若無人に振舞っている。
先の「停止線を守らない」というのも、「少しでも早く進んでまっせ!」という、乗客へのアピールなのだ。
「脳を乗っ取られた運転手」は、悲しきロバなのだろうか…。
そして、客が降り、空になったら飛ばす飛ばす。
次の客を探しに、または同じ場所へもう一度戻るために。
あんなにブン回して走って、いったいなんのつもりなんだと思うが。
よく考えたらタクシー車両は、クラウンなど。
エンジンも「会社の金で整備されていて」、いつも快調だ。
そりゃ、ブン回したくもなるだろう。
個人タクシーのように、「節度」が自分にきちんと返ってくるというサイクルで働いていないので、やりたい放題だ。
そして、客を乗せてない時に、窓から手を出してタバコを吸ってる運転手。
なぜ、お金を払って、タバコ臭いおっさんの車に乗せてもらわないといけないのか。
たぶん、あれって職務規定違反なのだと思うのだが、運転手もやはり玉石混交であり、とんでもない人が混じっているのが現実だ。
とはいえ「いい運転手さんもいるよ!」などと言っていては、悪いダメ運転手は駆逐できない。
いい◯◯さんもいる、というのはどんな業種であっても当たり前なので、この際は言及せず、書いている。
問題の原因は…???
そして、この状況がなぜ、何十年も続いているどころか、悪化してきているのか。
それは、「利用する客が、基本的に乗り捨てするものだから」
ではないかと考えられる。
道路で、車に轢かれるくらいまで出てきてタクシーを停める人、または、後ろの渋滞を顧みず、「降りたいところで降りる」人、タクシーを使う人の多くは、自動車のマナーを無視した行動をとりがちだ。
それがタクシーの便利さだと言われたら、そうかもしれない。
電車の乗客が車両運転のルールにはふつう関知しないのと同じで、タクシーのルール違反は運転手が被るべき、と考えているだろう。
いや、なにも考えていないのだと思う。
一度乗ったタクシーにもう一度乗る(同じ運転手)というのはほんとにほんとに極稀で、ほぼ100%が「1回だけの乗車」なわけだ。
だから、その運転手がどんなにマナーの悪い奴でも、停止線を無視しようと、自分の目的地への進行に妨げがなければ、すべて「降りたら忘れる」。
乗車した客に、タクシーが犯すマナー違反の責任があれば、客はもっと上品で良い運行のタクシーを厳選するし、タクシー会社も、徹底してコストをかけて乗員を教育するだろう。
いまだにいる、チンピラのようなドライバーは、ただちに失職するはずだ。
まだある「ここがヘンだよTAXI業界」
ついでに言うと、タクシーが道路で勝手に客待ちをしているという状況、これって厳密に言えば道交法違反だと思うのだがいかがだろうか。
非常点滅灯というのは、「非常の際に点滅させる」のが本来の、唯一の使い方だ。
しかし、彼らにとっては客待ちは「常」。
そして道路の一車線を占拠するというのは、極めて横暴だ。
本来なら、タクシー会社が広大な土地を買い、そこへタクシー待機所を作らないといけないんじゃないか。
げんに、電車もバスも、そうしているではないか。
なぜタクシーだけ、客待ちを公道で行ない、付近の交通の妨げをすることが常態化しているのか。
おかしな話だ。
どう考えても、行政との癒着があるとしか思えない。
実はタクシーは地獄の業界?だった?
さて、聞き及んだところによると、タクシー業界にも、厳しい格差があるそうだ。
同じタクシーに乗っているかのように見えても、待遇も違えば、練度も違う。
練度が違うのだから待遇(給料)が違うのは当たり前だ、と普通は思うが、それがどうも、
技術も経年も違うのに、待遇が変わらない。
というようなブラックタクシー(車両の色じゃなく)もやはりあるようで、そうなればこそ、「やってられっっか!」と、ドライバーの質の、全体的な低下につながってしまっている現状がある。
同じ運転するなら気持ち良く、給料の面でも優遇されながら頑張りたいだろう。
そして悪い会社は、もっと淘汰されるべきだ。
良いドライバーだけが残れば、タクシーへの、私の、いや多くの人々の、苦々しい思いも、減ることだろう。
共感いただけたら嬉しい。
こういう、タクシー運転手さんの転職を応援するサイトが、ある。
知り合いにドライバーさんがいらっしゃったら、「登録だけでも」と、教えてあげていただきたい。
知り合いにも、声かけてみよう。