Where Are We Now?

僕らは今、どの辺にいるんだろ?

映画を見ても何も思わない猿

日本春歌考

投稿日:2016年6月24日 更新日:

なんなんだ。

オープニング、昔のファミコンのスタート画面みたいで、声出して笑ってしまったw

こういう映画ってあるんだなぁ。
テーマの異常な暗さというか、本当にテーマなんかあるのか?と。

ベトナム戦争くらいの、日本の学生運動とか、そのへんの偏った主義主張を、なんとか文学的に、芸術的に表現してみたい、というチープな欲望すら垣間見える。

こういう時代の映画って、セリフがどうも、小説の「 」をそのまま読んだような感じで、まったく馴染めない。

リアルさのかけらもないというか。
インテリぶった人らの遊戯、という感じだ。

「諸君、おおいに歌おうじゃないか」

とか。

 

そんなこと言うかね。

で、高校生らが主役なんだけども、女子に比べて、男子の方が成熟していて、脳内は高尚でだからこそ性的な探究心もあるのだ、という、なんだか思い上がったおっさんらの思想がちらほら見え隠れする。

なにかっこつけてんの?と、(俳優さんに対してではなく)思えてしまう。

 

実際は女子の方が…じゃないですか、こういう時期って。

しかし若いから気がつかなかったけど、すごい人らが出てる。

こういうプロレタリア文学の脈絡にある感じ、そこに「若者の肖像」みたいなのを交えて描く、しかも前衛的で幻夢的な部分もあって。

左翼思想を入れると、インテリに見えてかっこよかった時代、なんだろうな。

今から見ると、実にくだらない、幼稚な思想性。

 

でもどこか「時計仕掛けのオレンジ」をも思わせる。
暗いといえば暗いんだけど、こんな様式の映画があるのは、まったく新鮮に感じた。

引っかかるところは、多いけど。

「諸君、おおいに歌おうじゃないか」

じゃないよってwww

 

 

 

 

Hulu、こんな映画まで並べてるとは…!

Hulu 今なら2週間無料トライアル実施中

 

 

-映画を見ても何も思わない猿
-, , , , , , , , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

グリーンランド―地球最後の2日間―

政府や軍が完全に機能しなくなったとき、私たちは互いに協力し、共同して生き残らなければならないことを示している。

雲霧仁左衛門

岩下志麻のかわいいこと!

ドラゴンヘッド

サブタイトルを「謎の不死身の高校生」とかにしてもいいと思える…w

パパはわるものチャンピオン

この物語の原作は絵本「パパのしごとはわるものです」の続編である。

ドロップ

どんな風に性根が腐ったら、こんなこと思いつくんですかね。

モバイルバージョンを終了