Where Are We Now?

僕らは今、どの辺にいるんだろ?

読んだ本

正倉院

投稿日:2016年6月26日 更新日:

正倉院-歴史と宝物 (中公新書)

やはり、「国家珍宝帳」。

はい、そうとしか読めないので、そう読むしかありません。

 

聖武天皇あたりの、天皇の系譜は本当に興味深い。
藤原氏の台頭とも関連して、宝物を東大寺に献じるという、いわば国家的宗教行為。

そしてその東大寺、正倉院を含め、この巨大な南都が、あっさり放棄されてしまう。

泣くよ、ウグイス。

 

 

1200年、人を変え政府を変え方式を改め、
守り続ける価値があると判断され続ける正倉院。

管理の精緻さ・保存の苦労など、事細かに知ることができる、側面的な資料としてとても重要な内容でした。

工芸品、美術品だけを知ることが、正倉院を知ることではないのですね。

皇族や貴族たちが、曝涼ついでに香木をちょっとずつ削っていっちゃうみたいな、人間ぽさを感じる部分にも、興味を惹かれました。

蘭奢待、などの写真も。

 

 

-読んだ本
-, , , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

龍の文明・太陽の文明

ドジョウじゃないんだからww

東福門院和子の涙

東福門院和子の涙

筆硯清良、人生一楽という語もあるほどに文房品は喜びじゃ。

遊びと精神医学―こころの全体性を求めて

遊びと精神医学―こころの全体性を求めて     第一部 遊びの精神医学的意義 第二部 吉本隆明との対話 第一章 遊び、芸術、精神医学 第二章 フロイト、ユング、そして人生 &nbs …

創価学会

創価学会

やはり受け入れられないなと感じます。

大阪城

プリンセス・トヨトミ

「大阪国」が条約を結んだのは明治の新政府。

ハッピーメールバナー
※New※ プロミス レディースキャッシング