あまりにも、絶賛してたんで(前回のアメトーーク「読書芸人」でも)、これは…と思って読みました。
ぶあつい。とにかく厚い。
持ちにくい。
寝ながら頭上に持ち上げて読むと、眠気とともに顔面打撲の恐れが出てくる…
それはさておき、たしかに、こういうこと、初めて(高校生のときとか)に食らったら、すごい衝撃だろうなぁ、と感じました。
気になるのは、(もちろん登場人物が語る内容ですが)、どうも、政治的な、思想的な、反安倍的な、そういう空気を押し付けたい願望がニオうのです。
そっちが、読者には合ってるんだ、という反応の良さから導かれた答え、だったのかもしれませんが、そのあたりの「演説」だけは少し、鼻白むところではあります。
それでも、異様かつ現代的な新興宗教の、たぶん半分以上はその通り、な実態が妙にリアルで、エロの描写もやたらリアルで、ただ、登場人物の、表情だけはぜんぜん想像できなくて困りました。
みな、個性のない顔を想像しながらでも読み進めていけたのが不思議に思うところです。
やはり怪しき新興宗教は、動機はどうあれテロリズムへ流れていくのか、ということと、教組の、そんな動機で!?というところ。
そしてさらっと書かれている、暴走して北京へ向かった作戦機2機を、自衛隊の他の機が撃墜、という部分…ww