Where Are We Now?

僕らは今、どの辺にいるんだろ?

感覚を疑え!

あれが、強姦致傷事件でなかった場合。

投稿日:2016年9月19日 更新日:

謝罪

謝罪
※画像は本文と一切関係ありません。

 

ちょっとした思い出話です。
知り合いに、出張でビジネスホテルに泊まった夜、そこの従業員に暴行したとして逮捕された男がいました。

模糊田くん、としましょう。

模糊田くん(仮名)はその界隈、業界では有名な社長の息子でして、ちやほやされていたのです。
お坊ちゃん扱いされて育ったことも明白で、周囲はその素行に辟易しながらも、「あの人の息子だから…」と、目をつぶることが多々あったそうです。いわゆる「ドラ息子」ですね。

実は、彼と、そのホテルの女性従業員は、以前から付き合っていたそうです。
女性の方が年上だそうですが、以前から「そういう関係」だったそうです。

その交際は公にはしておらず、なにせ女性には彼氏もちゃんといて、人をはばかって逢瀬を重ねていた関係だったそうです。

小さなホテルではワンオペ、というか一人での勤務が常態化しており、その勤務日程を調整して宿泊したんだそうです。

そして、クレーム対策として録音されていることを知っている内線電話を通じて、彼が彼女に連絡する時のセリフは「すいませんが、枕を変えたいのですが」だったのです。

この連絡が客室からくると、ワンオペである以上彼女が部屋まで代替の枕を持っていかざるを得ないことは、業務上、後で誰にでも言い訳できる完璧な作戦だと言わざるを得ません。

とにかく、彼女は枕を持って行き数時間、または数十分を彼の部屋で過ごす。

こういう関係だったのです。

もし、これが、彼女の彼氏にバレたとしたら。

彼女が言い訳に「襲われたの!」と彼氏に言ってしまったら。

襲ったのはこの場合、誰あろう模糊田くん(仮名)しかいないわけですから、「なんだとこのヤロウウウウ!」と怒り狂った彼氏が、警察を呼んで「襲いやがったんだ!」と訴えても仕方のないことでしょう。

この場合、彼氏への連絡と、警察を呼ぶまでのスピードが速すぎることから、最初から仕組まれたいわゆる「美人局」だったのではないか、ということも問題視されました。

でも、本当の問題はそこではない気がします。

彼氏がいる身であるならば、ホテルにわざわざ泊まりに来たもう一人の男性と(ずいぶん年下です)不義密通を繰り返した女性が、嘘を彼氏に向かってついたことがおかしいのではないでしょうか。

真に受けたらそりゃ、警察に連絡しますよ、親告罪だとはいえ。

模糊田くん(仮名)の親は前述の通り、業界の名士ですから相当の示談金を積んだと噂されました。

ここが、美人局だったことの反証になっているようです。
最初からそれくらいの示談金をあの親は払う。
だからグルになって女性と彼氏は、この事件を仕組んだと。

その場合おかしいのは「模糊田くん(仮名)と彼女は、前からそういう関係だった」という部分です。

前からそういう関係でないと、「すいませんが、枕を変えたいのですが」が通用しません。

急に模糊田くん(仮名)が彼女(ずいぶん年上です)を見初めたのなら、そういう関係まで持っていって美人局登場、という流れも分かりますが。

この「既知だった」という事実が、微妙ですね。



裁判を経ることなく、模糊田くん(仮名)は釈放されました。
これで、裁判の場で真実が明らかになることは無くなりました。

真実を知るのは、模糊田くん(仮名)と、彼女の二人のみです。

これを、「ドラ息子の性犯罪!!」と糾弾し続けた人たちもいました。
状況のおかしさを、少ない証拠から想像もせず、勝手に考えたシナリオで、模糊田くん(仮名)を凶悪性犯罪者に仕立て上げることに成功していました。

マスコミと、テレビしか観ていない人たちです。
よく考えたら、おかしなことはいっぱいありました。

ネットでは少数意見として、正しい想像をしている人たちもいたようですが、なしのつぶてだったようです。

もともと素行のよくなかった彼なので、いざ逮捕となった時に、適切な証言をしてくれる人が周りにさっと現れてくれなかったことも、彼のイメージを貶める手助けをしてしまいました。

これらを聞いた時、「ああ、事件のニュースのタイトルを読んで叩いている無数の人ら」のことを、致し方ないとはいえ、怖く感じました。

誘導したい人らが誘導したい方へ、やろうと思えばいくらでも誘導できるんだなぁ、と感心まじりに恐怖を覚えました。

 

でも、真相は、報道とは全く違うようです。
元気にしてるかなぁ、模糊田くん(仮名)

 

え?最近?
似たような事件?
そんなのありましたっけ????

 

 

 

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