突然、宇宙(月の基地)に連れてこられた、6人の一般人。
侵略にくる宇宙人を説得すべく、「低臭波」を持つがゆえに選ばれた人たち。
個性豊かだが文明レベルが地球に揃ってる感じの様々な、妙な宇宙人。
それを個性豊かな人が演じる、Amazonプライムオリジナルドラマ。
第2話には佐藤二郎さんが宇宙人として登場しますが、この人はどちらかというと「6人」の中に入っていてもおかしくないです。
と言うか、入っていて欲しかったくらいwww
でもなぜか宇宙人側。
これは、多分ですけど、「おもしろくなりすぎるから」ではないでしょうかww
「いつまでやってるんだ!!」と言われてしまいかねない、アドリブとセリフの区別のつかないムロツヨシ氏とのやりとり。
設定がどうでもよく思えてくる
登場人物のキャラがはっきりしてきて、だんだん、コントのようになっていきます。
とても面白い。
第7話ではゾルゲール星人の様子を見て、香織(西野七瀬)が笑いをこらえているのがはっきりわかりますwwww
これ、もともと、舞台だったんですね。
2007年の公演が、ここへ来て、という感じ。
GLIM SPANKYのエンディング曲も良い雰囲気です。
こういう、会話を中心として、でも設定はSFで、でも俳優さん演技で面白さが倍増するドラマ、珍しいように思います。
最高の演者と、最高の時間帯で放送してるのに、なんでこんなにおもしろくなくできるんだろう…っていう地上波のドラマ、いくつもあります。
その原因を考えてみると
一つに「おもしろくない俳優が、おもしろい人の役をやっている」があると思います。
面白い人は、真面目な役をやってもなぜか笑える。
おもしろくない人は、いくら笑わせる役をやっても、ちっともおもしろくありません。
で、おもしろくないので、「面白いでしょ?」っていうセリフ回しや、演出や、CGを入れることになる。
感度の鈍い人や、狂信的なファンは「おもしろ〜い!」と言うのでしょうけど、鼻白むのです。
この「宇宙の仕事」は、役者さんがおもしろくなければ、もう全くおもしろくならないんです。
で、ムロツヨシ氏をはじめ、みんな凄まじい健闘を見せている。
最終話に近づくにつれ、「唯一の大根」だと思っていた西野七瀬さんですら、面白いんですからマジですごいです。
これは、地上波のくだらない「秋ドラマ」なんか見てないで、早めに見ておくべきではないでしょうか。
Amazonプライムは、一ヶ月お試しで無料です。
ぜひどうぞ。