ある一人の元暴走族を追ったドキュメンタリー。
海外からの目線も意識したテイストになっている。
暴走族に、擁護するような点は一つもない。
ただ、頭の弱い連中が群れをなして暴力団の予備軍になるだけの、動物の群れをである。
しかし暴力性があるがゆえに、一般人が彼らを排除できないというだけだ。
彼らはそんな弱い思考能力で集まっているだけなので、どれだけれ後付けで自分たちの行ないを正当化しようとしても、そんな程度の思考能力しかない人間たちなので、理論にもなっていないし、スジも通っていない。
どれだけ他人に迷惑をかけたか、というような視点がないので、うまく反省することも出来ないのだろう。
社会の被害者、などではない。
家庭環境も、なんら理由になどならない。
悪いのは、短絡で怠惰な本人だけだ。
もし社会や環境が悪いのなら、同じ境遇の男女は例外なくみな暴走族になっていなければならない。
本人だけが悪い。
そこを基準にしないと、更生するチャンスをすら奪いかねない。
安直な自己正当化がハナにつく場面もあるが、そういう人間も数多くいる、という現実を目の当たりにするには有用な、優れた作品だと思う。
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