ゾンビものは「設定もの」と言っていい。
作者が、どういう設定で、「ゾンビはこういうもの」と決めているかで、ストーリーが決まる。
多くのゾンビもので採用されている、「頭を潰せば止まる」とかもそう。
だから、ある設定が部分的に受け入れられなければ、ストーリーも不自然に進むように感じる。
クライマックスは、あるアウトレットモールだ。
富士山の高みに登ればある一定以上の標高へはゾンビ(ZQN)は襲ってこない、という設定のもと向かったのだから、実際は「御殿場アウトレット」だろう。
この地下での死闘。
冴えない漫画家アシスタントだった英雄が「ヒーロー」になる。
正直、全然解決してないし、御殿場あたりでこの状態なら都心は一体どうなっているんだろう…と想像すると絶望する。
原作は未読なので種明かしもいろいろあるのだろうけれど、比呂美(有村架純)のあの能力と状態については謎のままだ。
しかし、これも「設定」だけれどw、襲い来るゾンビをなんとか押しのけられる時がある、というのは、最初に襲われた妻のてっこ(片瀬那奈)のあの怪力と運動能力を考えると、「とうてい無理」と言わざるをえない…。いや、矛盾をついていくのは意味がない。
要は、補完するには原作を読めばいいのだ。
Huluで観ました。
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