やはりそうだった。
先行して映画を見て。
いかに映画が、原作のテーマや壮大さを無視した、
「単なるゾンビ・パニック映画」に成り果てているかがよくわかった。
同じなのはタイトルだけ?と言ってもいいくらい。
いや、漫画家・中田コロリはそのまま片桐仁氏だったし、漫画家・松尾先生はマキタスポーツ氏だったので、キャスティングと役者の演技はよかったのだ。
省略せざるを得ず(だったら映画になんかするなよ、というのは置いておいて)、主人公の彼女(てっこ)の描写があまりにも簡略化されて単なる「感染者」にされてしまってたのは、映画の一番残念なところかもしれない。
思わず「GANTS」すら彷彿とする、全く意味不明の(ガンツはラストで意味はわかったが)、壮大な話になっていく。
東日本大震災、の描写を経て終わるが、そういえば東北で、世界で、その時点でどうなっているのか、やっぱり知りたい。
…と思ったら各地の、アンソロジーとも言える公認漫画が、続々刊行されてるんだな…。