交通事故の被害に遭ったら。
最も大事なのは「まず警察」だ。
警察官が来て現場検証し、話を当事者から聞く。
この時に話すことって、めちゃくちゃ大事。
今、どうすればいいのか。
これから、どうなるのか。
「警察を呼ぶ」。
これは、絶対。
ここを飛ばしては絶対にいけない。
たいしたことないから
傷もないし
怪我もしてないし
で、済ませてはいけない。
怪我をしてないから
車に傷がなかったから
穏便に済ませたいから
これらの理由と、「警察を呼ぶ」は関係がないのだ。
事故が起こったら必ず警察を呼ばなければならない。
怪我とか傷とか故障とかとは関係ない。
「事故があった」という事実を、公務員たる警察官に認定してもらうこと。
記録してもらうこと。
これが大切。
「なかったこと」にしたいのは、犯罪者だけ。
そう言い切ってもいい。
だから「ここで有り金払うから、これで示談てことで」で済ましては、絶対にいけない。
もうこのネタ10回くらい言ってるけどあまりに鉄板なので再掲
赤信号で停車しようと減速してたら後続のババアがわざわざ加速して追突してきて「信号赤なんだから早く通過しろ急いでるのよ」
#夏だしフォロワーさんの怖い話教えてください— バイオ会社員@YESキリストNOブッダbot (@yakanifu) August 2, 2018
すごい奴って、この世にはいるからwww
追突や衝突などで被害者になった場合、怪我や不具合は、「1ヶ月後に出てくる」ということがありえる。本当にある。
その時になんともなくても、
自分で判断してはいけない。
そんな判断が的確に出来るなら、
あなたはそこで、事故に巻き込まれたりはしていない。
「ここは事故が起こりそうだ」と回避できているはず。
だから、「医者に診てもらう」というプロセスを正式に経るためにも、
警察による見聞は絶対。
警察は記録に残している。
当事者同士の、曖昧な記憶だけでなんとかしようとしてはいけない。
警察は事故状況を見て、原因を聴取する。
そのあと、それぞれが加入している保険会社との話になる。
被害者:加害者の過失が「0:100」の場合。
被害者の保険会社に出番はない。
被害者は保険を使わないから、関係ないのだ。
加害者の加入している保険会社だけが活躍することになる。
加害者の保険会社から、被害者に連絡がくる。
この際に「被害者様の保険会社はどちらでしょうか?」と聞かれたら、これは
加害者が「0:100に不服を持っている」ことを表す。
保険会社vs保険会社の戦いに持ち込もうとしている、ということだ。
「0:100」なら、片方の保険会社は蚊帳の外、で済む。
これは「30:70」からだと、双方の保険を使うことになる。
医者に行き、診断書をもらう。
簡単な事故で「物損扱い」と警察署が処理しても、
この「医療機関による診断書」を警察が受理すると、「人身事故」に扱いが切り替わる。
そうなると、加害者に行政処分が下ることになる。
免停とか、免許取り消しとか。
物損事故の場合だと、そこまでのことにはならない。
被害者側に「そこまでの処罰感情はない」のであれば、診断書は警察に提出しなくても良い。
保険会社からの補償には、なんら変わりがないからだ。
「とにかく俺は被害者だ。あいつを許せない」と思うなら、やればいい。
だけど事故って、場合にもよるけど「みんな不幸」っていうパターンがある。
明らかな危険行為と自分勝手な「そりゃ事故起こってもしょうがないぞ」っていう馬鹿野郎でないかぎり、事故って「不運」だ。
当たられた方はもちろん、
当たった方だって、オロオロする。
どちらかというと軽微な事故現場では、被害者の方が冷静だったりして、警察呼んだりするのは被害者がささっと済ましてしまったりする。
加害者は案外、呆然としてしまって、
これからのことが頭を駆け巡ったりしてて、
適切な行動に移れなかったりするものだ。
だから、まずは「軽微であった」ことを喜びつつ、
保険会社にかけている掛け金をありがたがり、
それを使うことで、現状を回復する。
加害者は被害者に、手厚く謝罪する。
被害者は、互いに不運だったことを加害者と共有する。
これで良いのだと思う。
だからと言って「警察を呼ばずに和解する」は絶対にダメだ。
事実をナシにして、
自分の落とし前でなんとか出来ることではないのだ。
何かあったら、絶対に自分では処理できない。
数日経って、「こちらが被害者だ」とネジこんで来られたら、コワモテの方が勝つ。
そんなことにならないように、警察は必ず呼ぼう。
そして、保険を使うと、治療費および慰謝料として、最大4200円/1日が支払われるのだそうだ。
少し面倒だが、リハビリと、普段のコリやほぐしだと思って、通えばいいだろう。
保険会社はそのためにある。
保険は、そのためにかけている。
明日は我が身だ。
どうしようもなくモメそうなら、
そりゃ法律の専門家に委ねるしかないけど。