老人の養護施設で暮らすダウン症の青年ザックはプロレスラーになることを夢見ている。そんなある日、ザックは一念発起して養護施設から脱走し、とあるレスラー養成学校へと向かうことにする。その養成学校はザックが憧れているレスラー、ソルトウォーター・レッドネックが運営する学校である。道中、ザックは逃亡中のならず者タイラーに遭遇する。2人は一緒に旅をすることになり、タイラーはザックのスパーリング相手を務めることになる。ほどなくして、2人は施設の看護師エレノアに追い付かれてしまうが、説得の末に、エレノアも旅に同行することになる。
撮影中、主演の一人シャイア・ラブーフは泥酔して逮捕された。
拘留中にアフリカ系の警察官に人種差別的な発言を繰り返すという事件も起こした。
公開が危ぶまれる事態になったらしいが、俳優デビューとなるザック・ゴッサーゲン(ザック役)は、
「君はもう有名だけど、これ(映画)が僕のチャンスなんだ。それを台無しにした」
とシャイア・ラブーフに言った。
ラブーフはその言葉をきっかけに更生することを誓い、アルコール中毒の治療に真剣に取り組むことにした。
泥臭いロードムービーに、都合よく(?)美女が入ってくれて、旅が俄然楽しくなる感じ。
アメリカっぽいというか、アメリカ文学っぽいというか、アメリカ人が好きそうな雰囲気がすごくする。
古いスタープロレスラーが出てきたりして、アメリカ人にとって郷愁を誘うのだと思う。
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