とあるVTRの撮影をしてきました。
とうぜんと言えばとうぜんですが、手筈、というか段取りというか、ロケの場所から順序まで、すべて完成の青写真がプロであるカメラマンのアタマの中に完全にあるので、それはそれはスムースに進むのでありました。
滞ったのは休憩に入るかと立ち寄ったファミレスが混んでいてなかなか座れなかったことくらいです。
順番待ちをするために名前を書いて呼んでもらわねばならず、 そのカメラマンはなぜか「ゴンダワラ」と呼んでもらおうとし、ゴンダワラってふつうは「権俵」と表記する苗字のことなんで しょうが今一発めに「ごんだわら」で変換したら「権田(笑)」 と出て来て、それはそれは湘南爆走族のムードが134号線 方面から吹いてくるのでありました。
もともと「権力」や「著作権」などと書く時には「けん」と 読む「権」ですが、「ごん」という読みも「権中納言」などの 名称の場合にはよく出て来ます。
なぜだかは知りませんが「ごん」という場合、「仮」とか 「…に似た」というような意味が付加されるようで、「権中納言」 というのも「(官位としての)中納言、のような立場」などの表現として使われていたようです。
そう考えると「権力」も、物理的な「ちから」とは違いますが、「ちから」と納得するしかないので(あの人はチカラがある、 とか言いますから)「仮」の「ちから」という事が言えそうです。
ファミレスの待ち合いネームボードに、おそろしく難しい 読み方の漢字(「纐纈」とか)を書いておいて差し上げて店員さ んの惑乱させてニヤニヤする、というような意地悪な遊びはやめ ましょう。
あと、いくらぜったいに「さま」をつけて呼んでもらえるからと 言って「フリーザ」とか書くのも辞めましょう。
意地悪とかじゃなく、それは単純に「古いから」です。
いえ、しょーもないからです。