川崎駅前へ行きました。 なんでもありますねえ。 ショッピングセンターから外食産業のすべてが陳列されたかのような繁華街。 都心から数十分、意外にもすさまじい発展で、殷賑を極めています。 しかしやはり、「おや…なんだ…この…」と、懸念を催したくなる雰囲気はあります。 言葉を選ばずに言えば、「ガラが悪そう」。 そんなの、ただの言いがかりじゃないか、と言われれば確かにそうです。 気分を害された方がおられたら、謝罪するほかありません。 しかし主観的にそう感じることは、まぎれもない事実。 近くに川崎競馬場があることがその主因だとは言えませんが、まぁ東京の青山だとか表参道に競馬場を作って客を集めよう、という計画は発想段階で脳内で捨てられてしまうでしょうし、 「ここなら競馬好きを集められるぞ」という立案が為されたことじたいが、「そういう土地柄」であることを示している、のでしょうか。よくわかりませんが。 さて、「ちょんの間」って、まだあるんですかね。 「ちょんのま」。 「簡易性風俗サービス店」とでも言うやつですかね。 「ちょんのま」は「チョン」というくらいの短い間に済ませてしまう!というところから来ている言葉だ、というのが定説ですね。 朝鮮人を意味する蔑称「チョン」とは違うようです。 関西でも「ちょんの間」という名前で呼ばれているようですし、全国に浸透している呼称なのでしょうか。 くわしく調査されているこのサイトをご覧いただいた方がいいでしょう。 個人的にはあまり行きたいとは思わない業態のお店ですが、まだあるんですねえ…。 というかこうやって、公然と営業できなくなったとしても売春、あるいは性風俗サービスというものがこの世から無くなることはないわけですから、「地下に潜る」というか非合法化の中でさらに悪い形態で継続しているのではないか、という懸念も、払拭はできませんね。 さて、そのあと、「こんなとこにあるのか」的な公的サービス、「川崎市図書館」へ立ち寄りました。 こんな立派なビルの、4Fに突如、あります。 川崎市と言えば、中原図書館が話題になってましたね。 川崎市民歓喜!リニューアルした新図書館がオシャレすぎる! ですが、駅前にあるのは「川崎市立図書館」です。 もちろん川崎市民しか利用する(本を借りる)ことはできません。 しかし、通勤してたり通学してたりして、その証明が出来る方は利用できるようです。 入館して、本を読む事は誰でもできます。 平日の昼間に行ってみると、これはもう全国どこの自治体の公的な図書館はそうなんでしょうか、 老人しかおられません。 新聞・雑誌を読む。ただの休憩所です。 飲食が禁止されてますからそんな風には見えませんが、とにかくヒマ潰しをするためだけに数時間居座る老人ばかりです。 そして、なかなかな「ホームレス、しかも精神的な疾患をお持ち」なように見受けられる方も、ぶつぶつ言いながら書棚の本をハナクソをほじりながら物色しています。 ソファで隣りに座られたジーさんは、あまりその先鋭的でアバンギャルドなニオイには関心がないようです。どうなってるんだ。 川崎市は上から下まで(どういう意味だ)、なかなか懐が深く興味が尽きないところのようです。 藤子・F・不二雄ミュージアムがあるのも川崎市ですし。 グルメもい充実しているそうで。
川崎という街を楽しむ端緒を開くニオイ
投稿日:2013年10月2日 更新日:
執筆者:管理人