村上隆/溝口敦/デーブ・スペクター/與那覇潤/隈研吾
各界の碩学との対談集。
バッドセンス。
シンメトリー。
確かに、ヤンキーは分析されない。
どんなジャンルの分析も、その中から分析者が出て、その解析者が現れることで、論は発達し、深まる。
オタク文化はその最たるものだろう。
オタクでありながらオタク分析者であるオタクがいる。
ヤンキーは、基本的にそういう論を読まないので、分析が表出してこない。
ヤンキーでありながらヤンキー分析者であることは、「ヤンキーとしてカッコ悪い」からだ。
そして「ポエムが好き」だからだ。
ヤンキーの、一直線な成功思考も、その特徴である。
要するに、「バカだからだろ?」というのを、究極的に遠回しに言っているような気がする。
地方で展開する、伝統的なヤンキー文化。
まだまだ、廃れなさそう。
KADOKAWA/角川書店 (2015-07-25)
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