二階堂ふみの存在感が、他の女優さんを圧倒しているかのような。
こういう「記憶喪失モノ」って、卑怯ですよねww
本当に頭打って記憶が断片的に失われているんなら、恋人とか婚約とか指輪とかじゃなくて、もっと重大で緊急的なことを、忘れてしまってる可能性だってあるのに。
誠に都合良い。
ひ弱というか、山田孝之がこの役、というところに、この映画を、「こういう風にしたかった」という美意識のようなものを感じます。
しかし池脇千鶴って、こういう役うまいですよね。
確か「パーマネント野ばら」でも、薄幸の女性を演じてた。
ビンタのシーンは迫力ありますw
で、いつも思うのが、
「主要登場人物が、全員美男美女が一番のフィクション」ってこと。
これよりひどい痴話喧嘩や、これより甘いラブロマンスは
現実にいくらでもあるんだけど、
その主要登場人物は、軒並みブ男とブスなわけですよね。
それが現実というもので。
人生の主役である我々は、
どんなにブサイクであっても、映画以上の甘さで恋を語り、フィクションを凌ぐ激しさで嫉妬を泳ぐ。
そう考えていくと、こういう物語の世界観を味わっておくことは、
ノンフィクションを生きる時の、何らかの技として使えることがあるのかなぁ…なんて。
主に、現実逃避としてwww
Huluで観ました。