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読んだ本

龍の文明・太陽の文明

投稿日:2016年6月30日 更新日:

そういえば「箸」の文化も、長江流域から来たものだ、ということを読んだ記憶がある。

だからなんとなく渡来した人々は、長江流域から来たのだろうなぁと思っていた。
なぜ、中華文明が隆盛を極めた時代に、宦官や科挙の制度を取り入れなかったのだろう、というようなことは、学校の授業では習わなかった。

今思うと、歴史の授業って、歴史漫画を読むより価値がない時間だったなぁ、と思う。

 

金翅鳥(きんしちょう・こんじちょうとも)は、龍を食うんですって。大竜を2匹・中龍を8匹だとか。ドジョウじゃないんだからww

一説には「一日に一竜王、及び五百の小竜を食べる」とか。
1竜王ってwww

これが「ガルーダ」になる。

 

そうやって、文化的な位置づけは、地域によって変わる。

龍優位の土地もあれば、鳥優位の土地もある。
キメラとして考え出された龍は、いつしか中国全土を支配するシンボルとして君臨するけれど、確かに影響を受けているはずの日本の皇帝(天皇)は、龍をシンボルにはしていない。

菊の御紋、あれもどちらかというと龍と言うよりは太陽寄り。
天照大神も太陽神。

龍神は、水神というだけで、最高神扱いではない。

 

こういうのって面白い。
中国からの文化的影響と、一口に「中国」とは言えない文明の差。

そしてそれを柔軟すぎるくらいに改変していく日本人。

龍って、本当面白い。
干支の十二支に入っているのも、そのあたりの影響があるんだろう。
家畜たちにまぎれさせた人々の、意図を感じる。

 

それに比べてヨーロッパの、今、皆がスマホゲームなどで喜んでる「ドラゴン」の、底の浅いこと。

扱いの悪いこと!!

 

合わせて、これもオススメ。

 

箸の本、っていうのは、これ。

 

けっこう10代に、高い本読んでるなぁと懐古ww

 

 

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