日本の10大新宗教 (幻冬舎新書)

 

並べればならべるほど、やはり創価学会の特異性が際立ってしまう新宗教。
連立政権に長くいる公明党のおかげで、あれ?そんなに悪くないんじゃない?という感覚も生まれてきているようには思うが。

それでもEUの国ではカルト認定されているという。

・天理教
・大本教
・生長の家
・天照皇大神宮教
・璽宇
・立正佼成会
・霊友会
・創価学会
・世界救世教
・神慈秀明会
・真光教団
・PL教団
・真如苑
・GLA

 

「10大」とはタイトルにある通りだが、その周辺の分派した団体などの沿革にも触れられており、大まかではあるがしっかり知ることができる。

 

「あの人ってそうらしいよ」

たまに街で看板を見かけたり、「あの人ってそうらしいよ」と囁かれる新宗教の信者たち。

既存の、伝統宗教を受け継ぐだけでは収まらず、新しい教義や活動にのめり込んだり信仰へ向かうには、やはり内面的な動きがあるわけで、そう思うと、そこをきちんとすくい取るような仕組みや言説が用意されてるんだろうなと感じる。

カウンセリングと、コミュニティの役割を新宗教が果たしていて、それが現代人の、心に空いた穴を埋めてくれている。

 

キリスト教もイスラム教も仏教さえも、登場した当時はあからさまに「新宗教」だったわけで、その当時としては既存の宗教の「いいとこどり」だったり「革新的」だったりして、迫害を受けてたんだろう。

その意味で、時代に合わせて急成長する(会員数や資産という意味で)現代の新宗教も、やり方次第では時代を作る伝統宗教になり得る可能性はある。

というかそれぞれの信者は、そう信じているから信者なのだろう。

つまらぬ因習に囚われて、古臭い田舎の葬式仏教を黙々と信じるのも宗教だし、都会で若者が集まって現代社会の問題を議論し合い、お題目を唱えて現世利益を求めるのもまた宗教。

宗教そのものより、自身の「宗教心」を見つめることが大切だと、思う。