2016年の初頭に巻き起こったSMAP解散騒動は、人気タレントに持ち上がったニュース、という範疇に収まらず国民的アイドルの、奴隷的な扱いと所属事務所との力関係、というような、国際的に注目を受けてもいいような労働問題として、たくさんの人々の心に「なんとなく暗い陰」として残ってしまった。プロフェッショナルであるスマップの活動には何らの陰影もなさそうに見えたのだが、長年のウォッチャー(ならびに熱狂的ファン)には、そうは映っていなかったようだ。
中でも「ビストロスマップ」での様子はつとに有名だったらしく、これは、修復可能な状態ではない、という噂は、まことしやかなものに育ってしまっていた。
半年を経て。
「年末に解散」という選択をしたことが真夏の真夜中に発表され、やはり少なからずショックを受けた人も多い。
前日に、サイゾーウーマンが「飛ばしか!?」と言われた記事を発表し、「本当?」「嘘でしょ?」という話題を提供していた。
SMAP、明日14日に「解散」発表! 歴史に幕を下ろす
http://www.cyzowoman.com/2016/08/post_21342.html
本当だった。
わずか5人しかいない、しかも25年のキャリアを経てもまだ、「解散しか手段がない」と無念のコメントを出すしかないほど、関係ってコジれるものなのか。果たして。
解散しても、個人個人の活動にはいささかのブレもないようには、感じるけれど。それが救いか。いや、そうではないのか…。
メンバーの才能と努力には、何の汚点もない。
熱心なファンの間では、「300万枚活動」が行われており、事実、Amazonその他のネットモールでは、SMAP作品が軒並み上位に顔を出している。
すごい。
これとか。
これまでww!!
死んだ名人の作品でもこのスピード感はない。
今年は、有名なライブも開催されない見通しの様子だし、作品を愛でるしかないのだ。
この4か月(大晦日に解散だから。紅白はない!?)ほどの間は、メンバー5人は芸能界全体に、凄まじいプレッシャーをかけ続けながら活動することになる。
なぜなら、
「解散とかには触れないで」というお願いが発せられるだろうから。
4か月程度の間なら、マスコミ・視聴者・共演者・制作が許されるなら「解散の真相」を聞き続けたいはずだ。
それやってたらSMAPの仕事にならない。
だから箝口令、というか、NG扱いされる。
当人たちも、相当に苦しい4か月だろう。
海外へ逃げたい、とくらい思っても当然。
逃してあげよう。
「キムタク=悪」の構図にもの申す 木村拓哉「SMAP解散」コメにファン痛切
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160814-00000001-jct-ent
SNSなどのネット上だけでなくとも、テキトーな推論を並べて「誰が悪いか」っていうのを言ってる人らは、それだけでそーとー頭悪く見えてるので、そこのところ、気付いたら注意してあげたい。