Where Are We Now?

僕らは今、どの辺にいるんだろ?

読んだ本

常識外の一手

投稿日:2016年9月30日 更新日:

常識外の一手 (新潮新書)

あの谷川名人による、自身と将棋界を冷静に見つめて記した書。

将棋といえば羽生さん、というくらいにメディアでは羽生善治氏が目立っているが、将棋連盟という組織の動きや時代に合わせた動きなど、業界を支える人たちあってのことだと改めて知らされる。

ド天才であるプロ棋士たちの、「強くなる」ための要素も解き明かされる。

年齢と共に移りゆく、棋風。

コンピュータとの対戦に見る、人間の力。

常識を踏まえない者に、非常識で勝ち抜く技は出せない。

ご本人の天才ぶりがさらりと回顧されているところに、知らなかった人は度肝を抜かれることでしょう。

アウトデラックスでおなじみの、加藤一二三先生に関する記述もあります。

 

 

 

 

 

-読んだ本
-, , , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

陰謀の日本中世史

歴史の研究者は、あまりに荒唐無稽な「陰謀論」は、否定すらしない。

ガウディの伝言

ガウディの伝言

ダリが絶賛し、ピカソが貶したガウディ。

文化人類学で読む日本の民族社会

文化人類学で読む日本の民族社会

最後の章を読むだけで、珠玉の価値がある本だと思いました。

テレビ局削減論

「テレビはバカが見ていると思って作れ」

巨大隕石の衝突

つまりそれは、「人類滅亡への正しい道程」なのか。

読まれている記事ランキング

ハッピーメールバナー
※New※ プロミス レディースキャッシング