プリンセス・トヨトミ (文春文庫)
万城目学
実にバカバカしい。
実に虚構っぽい。

でもどこか、大真面目な実話が混じっている。
そんな感覚に。

会計検査院の調査員、というのが面白い入り口だなぁ、と思いました。

商売の街だからこそ、政治的な圧力でなく、経済的な緒から破綻のほつれが見え始める、というか。

少年が「少女になりたい」という願望を持っているところも、「大阪の男女の未来」がそれぞれに違っていくのwお予見させて、奥行きがありました。

これ、「プリンセス・モウリ」とか「プリンセス・シマヅ」とかもあり得るのかな、と一瞬思いましたが「大阪国」が条約を結んだのは明治の新政府。

まさに薩長の人たちだったので、それはない。
というか、登場人物がすべて、豊臣側の家名。

そして会計検査院の調査員が松平。
しかも途中、怪しげな動きをしていたのが「鳥居」とは皮肉です。

ありえない、というか真剣に考えたら穴だらけなお話なんですが、いやあ大阪ってそういうとこですやんねえー!って言われたら、

そうかも?

と思ってしまう。

 

 

今度大阪城を見たら、違う感情が出てきそうです。

 

Amazonビデオにはありますが、まだレンタル¥300。
早く無料になーれ!ヾ(*`Д´*)ノ