幼なじみや幼少の頃別れたともだちくらいは、誰にでもいる。
そんなに特異な3人ではないが、美女に育ったひとりには、悲しいまでの宿命が待っている。
自覚の上の覚悟と、届いたころには壊れる慕情。
病に翻弄されるは人のサダメだが、「待つ」ことに人生を賭けそうな主人公の、あまりにもまっすぐで純粋な生き方に少なくない共感がある。
純朴な男と、有名なモデル。
もっと複雑ななにかが周囲に蠢(うごめ)きそうなものだが、そこは大胆な省略で、本筋に集中することを促している。
小さなころの記憶が、現在の自分たちに完全にオーバーラップして、悲しみを楽しさが連れてくる。
慈(いつく)しみに虚しさが混じりだす。
誰にでもある寂しい風景が、目の前で再度、組み上がる非情。
勝手に「是非」を入れて覚えてました。
そのときは是非、彼によろしくwwww
Amazonプライムで見ました。