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映画を見ても何も思わない猿

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

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インドのポンディシェリで動物園を経営していたパテル一家は、カナダ・モントリオールに移り住むことになる。ところが16歳の少年パイと両親、多くの動物たちを乗せた貨物船は、嵐に見舞われて沈没してしまう。ただ一人パイは救命ボートに逃れて一命を取り留めるが、何とそのボートにはリチャード・パーカーと名付けられたベンガルトラも身を潜めていた。果たしてトラはパイの命を奪うのか、それとも希望を与えるのか。かくしてパイと一頭のトラとの227日間にも及ぶ太平洋上の漂流生活が始まった…。

 

この物語を「つまらない」と断じているレビュアーがいることに、少し驚く。
最後までちゃんと見ていないか、CGの美しさ、どんでん返し、大きな音、などにしか興味がわかない、稚拙な感性なのだろう。

最後、パテルは保険調査員に、なぜ「もう一つの話」をしたのか。
映像となっていた虎との話と、彼の最後の話との関係とはいったいなんなのか。

実は漂流する前までの、インドでの家族、そして信仰、その部分こそがおもしろい。

 

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