2001年9月11日のその翌日、ミッチ・ネルソン大尉は、最も危険な対テロ戦争の最前線部隊に志願し、特殊作戦の隊長に任命される。わずか12人でアフガニスタンへ乗り込み、反タリバンの地元勢力を率いるドスタム将軍と手を結び、テロ集団の拠点マザーリシャリーフを制圧するのだ。だが、現地に着いた彼らに、次々と予期せぬ危機が襲いかかる。敵の数はまさかの5万人、しかも彼らは米兵の命に高額の懸賞金をかけていた。さらに、将軍から険しい山岳地帯で勝利を収めるための最大の武器は、ほとんどの隊員が1度も乗ったことのない“馬”だと言い渡される。
原題は「12 Strong」。
日本の担当者よ、
よくこのストーリーと題材の映画を、「ホース・ソルジャー」なんていう邦題にできたな…。どういう感覚なんだろう。
馬に乗った戦士だ!ホース・ソルジャーだ!!みたいな??
迫力と惨劇の2時間。
不毛なタリバンとの戦いが、活劇の範疇を超えて展開される。
911以降の米軍アゲ映画、と言えばそれまでだけど、いまだアフガンに恒久平和など訪れていない。
最後に「戦いには勝った。戦争にも勝ちたい」というセリフが出てくる。
これは米兵たちの、偽らざる気持ちだろう。
だけどドスタム将軍が言った「この国は多くの帝国の墓場だ」も、真実を表した言葉だったりする。
終わりはないし、憎悪は連鎖している。
主人公は家に帰ったが、帰れなかった戦士が、何十万人もいる。
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