原題「FAMILY MAN」。
確かに、そんな題では興味、そそられないかもしれないw
この内容を、「天使がくれた」と考えると、終わり方がハッピーエンドに見える。
原題どおり、「FAMILY MAN」で考えると、必ずしも幸せってそうじゃないかもね、とも取れるから。
とにかく、分岐点となる重要な場面で、時代を超える狂言回し役のドン・チードルが言うセリフ
「これから起きることはあんたが招いたことだ」
が突き刺さる。
このセリフが、ここからすべてにうっすらと降りかかっている。
自身を満たされた存在だと言い放っていた主人公のジャックはこの時点で、何が必要か、自分では全くわかっていなかった、という描写。
いえ、この演出が素晴らしいのは、「描写しない」という手法で、見ているものにそれを気づかせるのだ。
全部をセリフと説明で言語化してしまうような映画ばかり観ていてはいけませんね(それはどれのことかなw)。
「これから起きることは、自分が招いたこと」
すべては、自分が蒔いた種。
すべてを反省し、
すべてを慎重に、
すべてを真剣に、
生きていかねばと思わされる。
幸せってなんだっけ。
このテーマ、この映画で学ぶには持ってこいだ。
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→天使のくれた時間