いよいよ、最後のゴジラ。
「FINAL WARS」と銘打つだけあって、これでもかこれでもかとオールスター体勢で怪獣が出てきます。
いや、キングシーサーは違うだろ!!
しかも沖縄破壊してるしww!!!
と驚愕しつつも、X星人の地球侵略がメインテーマに。
何度か「宇宙人」というゴジラ以外の外的存在は設定として使用されてきましたが、やはり2000年代に入り、ハリウッドの宇宙人侵略モチーフの映画の影響もあるでしょうし、迫力と共に、その他の設定もかなり、ふんだんに盛り込んだものになっていますね。
「Xメン」的な、「ネクスト@タイバニ」的な、ミュータントという存在。
いろんなものを盛り込みすぎて、多少グダグダするところとかもありますが(大槻教授ww)、さすが最終作、と言わしめるための意気込みを感じます。
それでもこう、今までシリーズでやってきた「どうにでもなる感」と言いますか「あれは使うがあれは知らん」という、ご都合主義のなんでもござれな設定変更は、逆にここまで来て、リアリティの著しい損失を招いていると感じます。
ああ、もはやゴジラは50年の長きを経て、「どういうだった存在か」は根本的に忘れられ、「何だかわからない恐怖」より「日本人は受け入れざるを得ない、生ける災害」と化してしまっているんですね。
だから、「さらなる恐怖」として侵略者を据えなければ「敵」にならないという現象が起こっている。
で、「それならそれで、もうまっさらな状態から始めたら?」という根本的な問いに立ち返ったのが、そこから12年を経て公開された「シン・ゴジラ」だということになりますね。
それにしても往年のゴジラスター、宝田明さんをX星人側で使うとはww
ガイガンのデザインは一新されてます。
怪獣、というより「怪人」的なスタイルに。
そして「小美人」にはまだ、長澤まさみさんが。
この次の年に「タッチ」ですから。
ついでに言うと、谷原章介さんとさとう珠緒さんのカップル、あれどういう設定なんだwww
ゴジラシリーズについて、いずれ「まとめ」っぽく書いておきたいと思います。
いやぁゴジラ、面白いですねえ。