給食センターが廃止の危機を救うために結成された綱引きチームの奮闘。
それぞれが、それぞれの家庭の事情を鬱蒼と抱えて、でも「私たちは一人じゃない」と団結する女性たち。
なんとなく、「映画である必要ってあるかな?」などとも思いながら、実際の「田舎のおばちゃんたち」ってもっと勝手で、もっと融通が利かなくて、もっと喫煙率高くてw、もっと大変だろうなぁ、と思ったりした。
結局は反抗期の息子も「お母さん頑張れ!」と応援しに来てくれたりするし、いやいや実際は、とことんまで悲惨なとこへ落ちるよね、と意地悪に思ったりもするが、なんとなく「田舎の人は純朴で素直」みたいな、都会人の幻想が反映されてる感じも漂う。
秀逸なのはDREAMS COME TRUEによる主題歌「愛して笑ってうれしくて涙して」。
なぜか、この作品にドンピシャ。
物語の深奥をすべて語っているかのようなメロディ。
この唄をエンディングで聴く、価値がある。
Huluで観ました。