世界中をカンフーブームに叩き込んだ、という煽り文句があるんだけど、時代的に、それは本当だったんだろうと思う。
ビートルズがインドに傾倒したり、東洋の神秘がオリエンタリズムとともに珍重された。ブルース・リーの成功は、ジャッキー・チェンに受け継がれ、今の中国資本によるハリウッド支配に、つながっているのかも。
そう考えると、カンフー映画の嚆矢ともなるこの「燃えよドラゴン」は興味深い。
改めて見ると、すべてセリフが英語である。
配された俳優陣だけでなく、コンセプト・映像美など、最初から国際的な視野を持って制作されたことがわかる。
そしてなにより驚くのは、冒頭の稽古でブルース・リーと手合わせしているのがサモ・ハン・キンポーであることである。
…あ、あと、あんなに自慢だった「娘たちの護衛」、いっさい機能してなかったな…なんて…w
Huluで観ました。