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そう、三国志

三国志/第二十一巻「ヘタすりゃ三顧じゃ済まなかったかも」

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樊城を攻め落とし、県令の息子、寇封を養子にしてしまうユルい玄徳。

 

かなりの策略家である玄徳サイドの軍師・単福が、実は本名を「徐庶」という世を偲ぶ仮の姿であることを知る曹操。

母親を探し出し手紙を書かせ、自分の側に寝返らせようと画策したのだが、年老いた田舎の老婆に「漢帝国の逆臣はお前だ」と言われてしまい…

コマから手が出てしまうほど逆上。

 

部下にたしなめられ、「囲い込む作戦」に変更し、ついに偽手紙を作れるまでに。

軍師一人のために、なかなかにせこい作戦に出る曹操。

 

そして優れた軍師なのに一切疑いもせず全てを信じ、玄徳の元を去る単福。それほどまでに中国では「孝」は大切な徳目なのだなぁと感心する。

「士は己を知る者のために死す」と言いながらも去っちゃう単福。
超絶に未練がましく付いていく玄徳。結局だまされて、泣く羽目に。

別れ際、置き土産に「とんでもない大賢人がいる」という情報を語る単福。それ、なぜもっと早く言わなかったんだろう。やはり自分の立場がなくなるほどの、凄まじい人物だった、からだろう。

それがこの人。

諸葛亮孔明!
まさか孔明が出てくるまで21巻もかかるとは思ってなかった。
三分の一を過ぎて、やっと出てきてくれた。

 

いわゆる「三顧の礼」で迎える玄徳。

1顧め。

2顧め。

3顧めでやっと会え、初めてここで「三国構想」が語られる。

どうやって強大な敵を倒し、漢朝による再統一を成し遂げるか、しか頭になかった劉備玄徳にとって「こいつはすごい」と、単福以上の感銘を受けた、のかも知れない。

共に行く決意をする諸葛亮孔明。27歳。

 

 

おい張飛、そんな言い方wwww

-そう、三国志
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