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僕らは今、どの辺にいるんだろ?

映画を見ても何も思わない猿

川の底からこんにちは

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川の底からこんにちは

上京して5年、仕事は5つ目、彼氏は5人目。妥協と惰性で毎日を送る佐和子に、父親が病に倒れ余命わずかとの報せが入った。ひとり娘の佐和子は実家の“しじみ工場”を継ぐため、5年ぶりに故郷の水辺の町に帰るが、くせ者のオバちゃん揃いの工場は倒産寸前、火の車。追い込まれた佐和子は、オバちゃんたちのパワーを借りて、初めて人生に立ち向かう。

満島ひかりの魅力が存分に発揮されている。
田舎の嫌なところも存分に抽出されていて、痛快ささえある。

作中のセリフで「ちょっと顔が可愛いからって」というのが出てくる。
フィクションの主人公は、美人女優がつとめるので、「そこまで現実には美人ではない」という補正をしないと見ていて不自然になる。

この作品だと「満島ひかりさんくらいの美人で可愛い人が、しょうもないメーカーで派遣社員としてお茶汲みして虐げられているわけはない」など。

だから物語とは別に、表層として人気美人女優は「見れるものにするため」に起用されるのであって、リアルであるわけはない。

なので上に出てきた「ちょっと顔が可愛いからって」というセリフには違和感がある。
本当に主人公は「ちょっと可愛い」のかもしれないが、満島ひかりと同じ顔ではないと補正しないといけないので、やはり要らないセリフなんじゃないかな…と思った。

2012年に亡くなってしまう牧野エミさんが好演している。

U-NEXTで見ました。

 

 

 

 

 

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