父親のことが大嫌い、いまだ反抗期を引きずっている女子大生の七瀬(広瀬すず)。売れないデスメタルバンドでボーカルをしている彼女は、ライブで「一度死んでくれ!」と父・計(堤真一)への不満をシャウトするのが日常だった。そんなある日、計が本当に死んでしまったとの知らせが。実は計が経営する製薬会社で偶然発明された「2日だけ死んじゃう薬」を飲んだためで、計は仮死状態にあるのだった。ところが、計を亡き者にしようとするライバル会社の陰謀で、計は本当に火葬されてしまいそうに…!大嫌いだったはずの父の、絶体絶命のピンチに直面した七瀬は、存在感が無さすぎて“ゴースト”と呼ばれている計の部下・松岡(吉沢亮)とともに、父を救うため立ち上がることを決意する。火葬までのタイムリミットは2日間。はたして七瀬は無事、計を生き返らせることができるのか—!?
「世にも奇妙な」の枠でやればいい、という内容のテレビドラマっぽさは否めないけれど、広瀬すずの輝きで見ていられる。
そして吉沢亮のクールさはどんな役にもハマる可能性すら感じられて、コメディさをもっと押し下げても成立したんじゃないかと思わせる。
テレビでお馴染みの有名タレントを揃えるこのタイプの「テレビ映画」の需要は消えないんだろうし、興行的にカタい、っていうことなんだろうと納得。
「死ぬ」ことに対するダジャレ、例えば「死にたいよ」「もう死んでますけどね」「あそうか」というような、一度はさらっておかないとという「設定ギャグ」が丁寧なので、コメディに慣れてしまったひねくれた人は退屈に感じる箇所があるかもしれない。
警察の検死も受けずに火葬しようとしてるのはどうかと思うけどw
・Amazonプライムに入れば、すぐ観れるというやつ!