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ネット上で起こるバカ炎上の、炎上たるゆえん

投稿日:2013年8月30日 更新日:

カがバカをさらして炎上する、いわゆるバカッター騒動は、下火になりつつなかなか終焉を迎えない。
もう勢いが予想を超えていて、「コカコーラかスプライトかスマホかなにかのキャンペーンですか?」と疑いたくなる。

バカッター画像 まとめ

あれだけ、テレビでさえ騒がれ、該当者が刑事・民事両方で裁かれたりしているにも関わらず、公共物を毀損したり店舗のイメージを著しく下落させる行為を
して自己アピールする示威行為が後を絶たない現象。
その理由は、いまだ色々言われている。

やはり一番の理由は「バカだから」だろう、これはたぶん揺るがない。
しかしこれは、犬の病気(たとえばバベシア症)の原因を「犬だから」と言っているようなもののような気がする。
まったくその通りではありながら、「腰痛の原因は“腰だから”です」と言われた時のような、激しい脱力感に見舞われる。

そして、「バカめ!」と吐き捨てるしかないので、なにか分析したような気分にも浸れない。
なので、もう少しだけ考えてみたい。

間よく言われているのは、「ウチワ」の問題。
Twitterでつながっているのは主に知り合い・身内・友達なので、そこで行なわれる身辺雑記の交換の一部として、先述のバカ示威行為がある。
それを、全世界の人が見ることができるという意識が希薄または皆無であることが、原因だと。

つまり「友達しか見ていないと思っているバカ」なのだ。
ああ、でもそう書くと、結局「バカだから」にしかならないな…。

うひとつ、「こういう輩は今までもたくさんいた。それがTwitterという簡便なツールで拡散しやすくなっただけ」。

これもわかりやすい説明だと思う。

自分のことに引き寄せて考えてみれば、世間に叩かれるようなこと(イタズラを含む)をした覚えは、やっぱり、ある。
即・重犯罪につながるということはないけれど、それこそスピード違反とかタバコのポイ捨てとか、道頓堀川に飛び込んだ事すらある。
そういうのを、今、Twitterで行為の直後に書き込んだりすると、即座にボコボコに叩かれるということなのだ。

つまり、
「TwitterやFacebookにさえ書かなければ露見しない」行為というのはいくらでもある。

それは当然、頭の隅ではわかっていることだから、わざわざ自慢げにそれを告白する人が現れると、叩きたくなるのだ、「叩きたくなる」と書いたが、今回、新たに付け加えたい「炎上するゆえん」は、ここにある。

過去、犯罪行為を含むバカな示威行為は、「警察に言う」、くらいしか対処法がなかった。
ほんの少しの先を考えることの出来ない類いの人たちはいくらでもいるし、それは「ツールをうまく使いこなせていない」の範疇に入るんろうけど、実害(刑事罰・損害賠償など)を受けるまで気づかない連中というのも、有史以来いくらでもいたはずだ。

それが可視化されただけ。

そしてTwitterやFacebookというツールが出来た今、これを「告発する側」も可視化されている状態なのだ。
やり方の大小は別にして、「告発が可視化された状態」が「炎上」と言えなくもない。

晒す方も、匿名ではあるにせよ、同じ土俵に立っている。

「告発する瞬間」を晒しているとも言えるし、告発の仕方が悪いとそれすら炎上する危険性もある。
その意味ではスーパーフラットであるネットの世界だから、今一度、ネットは全世界の人が見ている、という畏れを、小さいうちに叩き込んでおかねばならない。
炎上とか告発とかじゃなくても、新しいツールはどんどんこの先も出てくる。
それに対して「使い方が上手くない」というだけで、一生を損なうようなバカ晒してしまうのはあまりにももったいない。

どんなツールが出来ようが、しっかりと概念をつかまえておけば致命的なミスをすることはないだろう。

少なくともツールについて、運用の仕方を友達と話し合うとか、それについて書かれた本を2、3冊は読む、ということが必要だと思う。
いや、炎上するようなヤツがそんなことするわけねぇ、と言われてしまうと、その理由もまた「バカだから」に回帰してしまうので、もう吐き捨てるしかなくなるけどね。

ものすごく気をつけよう。







-感覚を疑え!
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