Where Are We Now?

僕らは今、どの辺にいるんだろ?

感覚を疑え!

ハーメルン

投稿日:2013年10月24日 更新日:

 



待されて、ハーメルン、を観せていただきました。

ハーメルンと言えばこれなんですよね。

ハーメルン2ハーメルン2



福島会津を舞台に、廃校となった学校で一人静かに暮らす
年老いた元校長先生と、久々に故郷に戻ってきた卒業生、
そして過疎が進むその村に暮らす人々の記憶を穏やかに
優しく描いた作品。(※公式サイトより)

日の上映には少しだけ不具合があったそうですが、
まぁいいじゃないですか。
http://www.hameln-film.jp/

によって、小学校の思い出ってそれぞれ、
量の多寡も濃淡もあって、濃密な関係性を立地や教師陣と
結んでいるタイプの人にとっては、卒業後も学校にコミット
することもあるかとは思うんですが、
普通はあまりないですよね。

公務員として偶然関わることになった主人公も、
無理矢理ながら思い出し、そこに偶然わりと濃いめにからんで
くる、実存の人々。

同じ県(舞台は福島)の中から来たとは言え、
その習俗はすこし都会とはズレたものになっているような。

しいのは、携帯電話もスマホも出て来ないところ。

だから、数十年経っても、
日本人なら同じ様な郷愁を味わえる。

機械や端末の古さに幻滅することはない。

すべて、主人公の脳内で起こっていることのように進むお話。

いや、このお話は、進んだりしていない。

正確に言えば、戻り、進み、また少し戻り、
しばらくゆっくり進んでは、また揺れながら戻る。



静かに、大人しく、昔から続いている営みとともに、
声を上げるでもなくじわっと変わっていく現実。

ここには撮影レポートも。
http://www.fukulabo.net/is.shtml/hameln/

BSフジでは「プレカット版」も放送されたようです。
http://www.bsfuji.tv/top/pub/hameln.html

「あの子達、どこへ行ったんでしょうねぇ」。



ういえば、
「あれって、なんなんだっけ…」と思うような、
おぼろで儚いけど確かめようのない子供のころの記憶って、
ありますよね…。

スタッフの中に、知り合いがいます。
http://kyowado.exblog.jp/17669943

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-感覚を疑え!
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