安保法が施行された。
<安保法施行>自衛官、覚悟と不安 任務拡大で増す危険(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160329-00000000-mai-soci
まず、この法案を「戦争法案」と呼んでいる連中を、区別しよう。意味がわかっていないか、感情だけで国民を扇動しようとしてる恐れがあるから。
自衛官が海外へ派遣される際にも、いまだ一発も弾丸を発射したことはない。
しかし、有事に、誰が最も最初に発砲・または発射するのかといえば、それは自衛隊なわけだ。国家の防衛、という役割を、軍隊が担っていることは、全世界どこにおいても変わりがない。
ただ、強い・弱い、があるだけで。
そう、「強い・弱い」が現実なのだ。
これを、
「戦争がない世の中になればいい」と謳うのはいい。
でも、現実は違うんだから。
上に書いた、「戦争法案」と呼んでる連中は、「この世から戦争は無いほうがいい。だから戦争をする軍隊は悪だ」という風に理屈を持っていって、自分は平和を願う正義の使者、軍隊を求める勢力は好戦的な帝国主義の亡霊、みたいなことを言うのだ。
話になってない。
「じゃあ、どうするの?」と問い詰めていったら、「話し合う優しいこころを持つべき」という、「べき論」以上のものを、彼らは持っていない。戦争がある、という現実を、これだけ自爆テロだのなんだのというニュースに触れても、認めようとしないのだ。自分の頭の中にある、理想郷を目指しているその自分がかわいくて仕方が無い。
で、かわいいのは自分だけだから結局、世界でどんな戦争が起きようが誰が何千人死のうが、あまり興味は無い。
あくまで興味があるのは自分!自分の命!子供の命!と言いながら自分のいのち!
…そう思いながら国会前のデモなんか見ると、ほんとにそう見えてくるからおもしろい。
地対空誘導弾改良ホーク(第7高射特科群)
陸上自衛隊HPより