もう、刷り込まれて当たり前だと思っている、
「隕石衝突→恐竜絶滅」。
が、そんなに定着した説ではなかったという事実。
急激な、巨大な隕石の衝突で、地球になにが起こったか。
人間からすれば悠久の歴史の中で、思わず人間の営みだけを「歴史」と考えてしまうけれど、
本書中、人間が生まれるはるか以前の様子を表現した部分が印象深い。
大胆な変化は「汚染」で起きたという。
いわく、海中での生物大繁殖、植物の繁茂による、酸素での汚染。
大陸が生まれ、それが雨で削られたことによる海洋の汚染。
これらの「大規模な汚染」により地球環境は変化し、今、人間がその産業活動により大規模に地球環境を汚染し、あらたな局面を迎えようとしている。
つまりそれは、「人類滅亡への正しい道程」なのか。
そして「新たな地球の支配者の誕生への端緒」なのか。
巨大隕石衝突から連なる恐竜絶滅は、そのスーパーパワーたる不可抗力であって、大きく身体だけが成長した爬虫類の彼らには、どうすることもできなかった。
今、その原因を自分たちが担っている人間は、この大変革の時代、絶滅へと続く道を、引き返すことはできるのだろうか。
惑星物理学から見る、地球の歴史、そして警鐘。
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