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読んだ本

観応の擾乱

投稿日:2018年2月14日 更新日:

観応の擾乱 - 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い (中公新書)

かんのうのじょうらん。

読み方さえ、高校の日本史で習ったことさえ、記憶にない。
それくらい、メディアでも取り上げられることの少ない事件、騒乱。

世紀の兄弟喧嘩、と言えば簡単に聞こえるが、室町幕府ができてすぐ、ややもすると崩壊しなねない状況から、240年の繁栄の礎を築くに至る、その道のりとはどんなものなのか。

そして戦国武将と比べても、なんとなくのイメージしかない初代将軍・足利尊氏とはどんな魅力をもった人なのか。

この時期、「三星合(水星・木星・金星が接近する)」など、数々の天変地異がまとまって起こっている事も、乱を長引かせる原因となったようだ。

地味なテーマと言われるが、室町幕府の繁盛は、この観応の擾乱がうまく収まり、政治制度が時代にあったものに整備された事で成る。

そう考えると、鎌倉→建武→南北朝、と、この時期も「戦国時代」と呼んでもいいのではないか、とすら思えてくる。

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