人は決して同じではいられない。長い年月の間に、人は変わって行く、人は学ぶことができるし、自らを修正することもできる。毒を抱えた人も、その毒を無害なものに変えるどころか、得難い栄養にすることさえできるのだ。
p.243 人は、変わる
人間に対する拒絶反応、愛着の裏返し、生きにくさ、過ごしづらさ。
食品と人間の関係になぞらえ、同じような療法が、精神的な辛さの根本原因である「人間関係」にも効くのではないか、とその処方を大胆に提案している。
まさにその通り、結局、あの人を嫌っているのは「自分」なのだ。
食品アレルギーにおいて、その食品に罪がないように、相手に原因はあるが、苦しんでいるのは「自分だけ」なのだ。
自分の体質・精神を改善すれば、苦しみは取り除ける可能性がある…。
人間関係に苦しんでいる人は、読むだけで癒えて行く…そんな効果すら、あると思える。